★森博嗣。『議論の余地しかない』

久しぶりの森さん。実は、犀川先生があまりにもキョーレツすぎて
ぼーっとなってしまい、次々とシリーズを買い漁っていた反動が、
Vシリーズの拒絶反応になってしまったようで(苦笑)。
「黒猫の三角」からずっと、先に進めないでいる。
そのへんは少し語りたかったりするのだが、本題とは関係ないから
次にしよう。

この作品は、不思議な本だ。
今までの森作品の中の「名語録」とでも言おうか。
しかも、その名語録に、森氏自ら解説と写真をつけていて、
写真だけの目次には写真だけのタイトルもあったりする。
もともと、森作品に惹かれたのは、その「語録」の不思議さだ。
フツーの人の言葉とはちょっと次元が違う。うまく表現できない
けれども、「これが理系の人の考え方なのか?」と思った。
哲学を理系でアプローチしたら、こんな風になるのかな、と。
うん、理系の詩人という感じかなあ。
そして、その言葉たちは超文系の私にとっては斬新で、
とても魅力的だったのだ。

なんか一所懸命読んでた頃が懐かしい。また借りてこようかな?
2003年08月11日(月)
By ちゃいむ

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