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この日記に何度か書いていますが、当極真会館東京城南京浜支部の道場生であります、前橋さんは、癌という病気と今、闘っています。今現在の前橋さんの病状は癌に対する処置は全てやり尽くしましたがこれ以上の効果を望む事が出来ず、痛みを和らげ残りの人生をより良く生きて行こう、という治療を行っています。そのような状況の中でも前橋さんは、常に希望を持って生きて行こうとしています。そしてお見舞いに来た人達への気遣いを忘れず、いつも笑顔を見せてくれます。私に前橋さんは「極真空手をやっていたから病気と闘えています。極真空手をやっていて良かった!」と言いました。その言葉を聴き、私は前橋さんに初段へ昇段をする認定をしました。私は空手道で学んだ事を人生に活かし、自分の人生を良くしている人が素晴らしい空手家だと思っています。そしてそれを前橋さんから感じたのです。私がある部分においてでも尊敬する所がない人に、私が人生をかけて愛している極真空手の、一つの象徴である黒帯を渡したくはありません。だから私はこの東京城南京浜支部を開設して13年で400名近い人が入門しましたが、黒帯を獲得した人はまだ9名しかいません。前橋さんが10人目の昇段者です。この10名は空手道を通しある部分で私を凌駕し黒帯を奪って行ったと言えるでしょう。だから昇段者には誇りを持って人生を突き進んで行って欲しいと思います。
kanno
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