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2025年04月09日(水) 桜が咲く季節になると

桜が咲く季節になると前橋妙子初段の事を思い出します。前橋妙子初段は2019年4月27日に亡くなったので、4月27日になるともう9年が経つ事になります。あれから9年も経つなんて本当に時が過ぎるのは早いです。前橋妙子初段が亡くなる少し前に「自分の余命を知ったとしたら、先生ならどんな最後にしたいですか?」と聞かれました。私は「自分らしい最後にしたい」と答えました。そして「でも今はその自分らしくとは何なのか?まだ分かりません。」と言いました。あれから9年が経ち、その時に自分が言った自分らしく最後を迎えると言う自分らしさと言う物が少し見えて来ました。それを書いておきたいと思います。自分らしさとは自分が今までどう生きて来たか?自分が今までどう人に影響を与えて来たか?もしかしたらそれは自分という人間をどう演じて来たか?と言う事なのかもしれません。本当の自分の本質と言う物は別な物なのかもしれません。だとしても自分がこの世を去る最後の時だからこそ、頑張って自分らしさを演じきる事が自分らしく最後を迎えると言う事なのではないか?と思います。自分のあとに残る人の事を考えて頑張って最後まで自分を演じきる事が自分らしくと言う事になるのではないか?と思います。私は先生として、夫として、父親として、男として、人にカッコイイ事も立派な事も言って来ました。最後までその言葉を覆す事のないように生ききりたいと思っています。それが最後まで自分らしく生きる、自分らしい最後を迎えると言う事になるのではないか?と思っています。私には、もう少しこの世で修行が残っています。自分がこの世から去る瞬間まで修行は終わりません。その瞬間まで修行を続けて生きたいと思います。そして、この世から私が去る時には自分らしく人生を全う出来るようになっていたいと思います。さあ明日からまた修行が始まります。


kanno

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