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岩井俊二監督の「Love Letter」を久しぶりに見ました。この作品は1度目に見た時にはそんなに感動しませんでした。なので今回見ても大部分を忘れていました。そのおかげでとても感動する事が出来ました。前に見た時はそんなに感動しなかったのに、今回は感動したと言う事は自分が変化したのだと思います。この作品を見たのは1995年なので私は22歳でした。若かったのかもしれません。今は52歳になり、自分なりにいろいろな事を経験し考え方も感じ方も思い方も変わったのだろうと思います。30年間で、この映画の内容と自分の経験と重ね合わせられる物が増えて、その自分の体験と重ね合わせて感動したのではないかなと思います。私が思った事は最愛の人を亡くしたとしても、その人との思い出は1つも無くなる事は無いと言う事、そしてその人との楽しかった出来事や時間は永遠に無くならないという事です。そしてそんなに素晴らしい恋愛を出来た事は人生で本当に本当に素晴らしい時間を自分が生きていたと言う事だと思います。自分がこの世からいなくなろうと、1000年経って自分達の存在を誰も知らなくなってしまったとしても自分がこの世にいた事もその人がこの世にいた事も2人が素晴らしい恋愛をした事も永遠に無くならないと思います。そんなふうに思える恋愛を私も出来たから今こうしてそう思えるのだと思います。
kanno
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