それでも笑って生きていく



 欠場

・・・やっぱりね。
としか思わなかった。

調子がいいときの演技はとても美しくて
魅入ってしまうけど
彼女の生き方、言動が私は苦手だ。
安藤美姫の浮き沈みの激しさは
選手としては痛々しいとしか思えない。

感情に左右されることがあるのは人として当然なので、
メンタル面での支えが必要なことは
否定はしない。結果を出すために
コンディションを整えることは
フィジカルもメンタルも変らない。
頂点に立つ人ほど、精神的にも肉体的にも
体調管理は重要な義務だと思う。

調子がいいときの彼女の演技は「圧巻」の一言に尽きるからこそ
競技にも自分にも
潔く真摯に美しく取り組んで欲しかった。

トリノの後に手のひらを返したように
バッシングしていたマスコミも
レベルが低いと思うけど
安藤美姫もマスコミにちやほやされて
いい気になっていた様にしか見えない。
あのシーズン、もっと真摯に練習していた選手は
たくさんいたと思う。
他の選手に出て欲しかった。
トリノOPの後、
「しーちゃんと同じメダルとる♪」
と言っていた彼女よりも、
他の人の演技を私は見たかった。

今回だって、もっと早くに決断していれば
GPシリーズの彼女の1枠を
他の若い選手に譲ることが出来たはず・・・。
そう思うと、
なんだかなぁ・・・残念な人だなぁという想いしか浮かばない。

人の生き様をとやかく言えるほど
偉い人間ではないけど、
私は彼女の生き方を見本にしたいとは思えない。

2012年10月12日(金)
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