心配 此の蒼い空に浮かぶ 白い雲を越えた向こうに在る 銀色の世界 眩しく輝く閃光は 夢の象徴 其の赤い海の深い深い 底の方に在る 赫の世界 瞳を晦ます鮮紅は 絶望の証 或る黒く暗い暗い闇の中に在る 漆黒の世界 何も映さないダァクは 終わりと始まり 私を映す鏡は此の三つ 汚れつつある私は 既に第二の場所へ半分沈んでいる 引き上げることなど出来ないし そんな人などいない もぅ 終わりへと歩み始めているのだ そう、生まれた時から、既に ヒトは生まれた瞬間に 死へと一直線 寄り道しても 最終的に辿り着くのは皆一緒 其処から路は別れるけれど 喜か酷か 其れは生前の活動によるらしいが そんなことはどうでもいい 生まれ変われるか、否か 私には其れだけが問題 |