甘い香りに誘われて
やって来たのは


誰も居ない


辺り一面赤い華
あまりに奇麗だったから
私の瞳までっ赤っ赤

見惚れていたら
私が炎に包まれてるみたいに思えて
叫びながら逃げ惑う

我に返れば其処は海
蒼く澄んで
瞳の奥に吸い込まれた

すぅ……‥っと意識は飛んでいた
私が居るのは…


目を覚ますと何も無く
此処は虚無の意識の中
虚無の意識を持っていたのは
実は実はだった







あさり  mail  blog  My追加