⊂泣いていた。⊃
2001年10月20日(土)

昨日、あたしは泣いてた。
約束を守れないママに、理想を重ねて泣いた。
あたしの事は誰も迎えになんて来てくれないの。
誰も愛してくれないあたしを想っても泣いた。
だけど知ってた。
そんなコト、何時も知っていた。
なのに淋しくなって、帰る場所が分からない。

病院で1錠だけのリスパダールを10コ飲んで、泣いた。
病院に連れてかれて全部洗われた。
おかしくなるまで、放っておいたくせに。
何も考えられなくて、そんなあたしは淋しかった。
洗われた内臓と、犯すのは点滴剤。
朦朧とする意識。
「分かってくれないのに」
きっと、あたしはいつでもひとりぼっち。
自分以外は他人。
親も親戚も友達も、本当は一番遠い存在。
あたしはあたし。

あたしは最近、由弥を忘れ掛ける。
一番近いのは由弥なのに。
あたしには沢山、名前があるから。
分からなくなるの。



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由弥 [御手紙]