⊂殺したいひと。⊃
2002年05月08日(水)

会う度に、話をする度に、言葉を知る度に。
大嫌いが近付いてくる。
生んだものを奪われる痛さを知った。
大嫌いになったら、一瞬にして。
あたしの世界から抹消されるもの。
其の前に消えてくれたら、もっと嬉しいんだけれど。

あたしの頭は、巧く働かない。
だから何かを言葉にして曝け出すのは、少し痛い。
だけど自分が満足出来るものならば、痛いのは最初だけ。
非力で、自己満足かも知れないけれど、生みの痛さは知ってるの。
いつも誰かからの感化と、真似だけで生きているあなたはどう。
無意識のコピーなんて、生きれないから。
あたしは必死にあたしの伝手を、探して見付けて。
もっと巧く誰かに伝えられるように、苦しみから抜け出していくの。
たった五文字で伝わる言葉も、馬鹿なあたしには百文字なければ足りなくて。
その中の一文字だって、気を休めずにつくってきたの。
何でそんなに簡単に、あたしから持っていくの?
穴が空いちゃうじゃない。
意味が失くなっちゃうじゃない。
あたし、馬鹿みたいじゃん。

なんでこんなトコに書くんだろう。
云えばいいのに。
だって携帯のメモリーも消しちゃったもん。
…なんて、言い訳だけど。

あたしのコピーを彼奴がして、彼奴のものになったなら。
あたしは要らなくなるでしょう。
それは存在を否定されているのと同じ。
消えなさい、って言われてるのとなんの違いもないの。
真似をされるあたしが無力。
メールアドレス、折角考えたのに。
サイトのデザイン、折角考えたのに。
大好きな曲、折角見付けたのに。
さようならしなきゃ。
それは全て、あたしの無力。



だけど此の悔しさは、あたしを成長させる糧。
負けず嫌いの根性。

いつかまるでローレライみたいに。
あたしで誰かを殺してみたい。



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由弥 [御手紙]