⊂意味とか答え⊃
2002年06月09日(日)

もうそんなの欲しくなくなっちゃったね。
要らない、って思うんじゃなくて。
無性に怖くて欲しくないの。
きっとあてつけられても、受け入れ切れなくて否定しちゃうんだろう。
だってなんかこわいから。

息をすることは当然なことで。
こうして指が動くことも普通なこと。
頭が痛いのも日常で。
悲しくなることは、今日が終わっていくこと。
手を伸ばしても空回りする絶望。
今まで勝手に云ってたけれど、伸ばした先に何も無いことはこの上なく不安で。
完璧に理解しきって貰う事を否定しているくせに。
虚しくて虚しくて、こんな風に壊れていった。
考えることは生きることで。
死ぬことは・・・ナニ。

あたしはね、日記の上で経って仕舞ったこんな短い一年だったけれど。
夢を確かに、生きることさえ覚えたのよ。
だってあんなに光の集中する場所に立って。
其処では確実に、あたしの存在が認められていたの。
ライトの熱も、ひとの視線も、音の反響も、自分の足も。
たしかにあった。
無いものなんてなにひとつ無かった。
いきていた。
少し息が苦しかったけれど。

意味も答えも要らないと思った。
確かなものは、考えなくても其処に存在する。
そうしようなんて思わなくても、そうなって仕舞うものだった。
其処に在った。
確かめる術はもう、あたしは歌うことばかり。
ほうらまた勘違い。
あたしという絶望は希望。

ただ、頭が考えてくれないだけかも知れないけれどね。



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由弥 [御手紙]