⊂きらいきらい⊃
2002年06月11日(火)

すぐに気持ちが悪くなる、この胸が嫌い。
すぐにズキズキと痛む、この左脳が嫌い。
すぐに左を切りたがる、この右腕が嫌い。
甘いお菓子をくれる、あのひとが嫌い。
僕を好きだと僕に云う、あのひとが嫌い。
僕を護ろうとする、その優しさが嫌い。
きらいきらい。
みんな嫌い。

なんでこんなに遠いだろう。
好きになるまで近づけないで居る。
どんなに上手くしようとしても、結局は離れてしまう気がしてた。
なんでこんなに鬱陶しいんだろう。
少しだけでいいよ。

もうすぐ夕立が来る。
雨が降ればあの日に戻れる気がしてる。
あの場所に戻って記憶を失くせば、完璧に僕はひとりになる。
きっと何も無い頃が一番自由だったのかも知れない。
雨が降れば、風がふけば。
夏はくるかな。


暑い?
みんな凄く暑いって云って、Tシャツやキャミソールや可愛いの着てる。
僕だけ寒いよ。
セーター着てもいいくらい。
指先はかじかんでるし、腕は冷たいままで。
全然暑くなんかない。
みんなおかしいよ。
爪先もこんなに冷たい。

あたまいたい。



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由弥 [御手紙]