⊂前髪⊃
2002年06月22日(土)

友達が心配してた。
それは優しさや、責任や、同情ともちがう。
友達だから、でもない。
お互いにあたし達は、生きる為の一部なんだとおもう。
親とか、先生のは、只の優しさか責任でしょう。
あんなのとは全然ちがうのよ。

多分あたしは、ひとよりも脆いけど、誰よりも強いと思うの。
滅入った時はすぐ脳に死欲をあてがうくせに。
生きる事にも異常に執着して、パニックを起こすほど。
其れは総て暴走にて、止められないのが難点。
自身で抑制出来ればちゃんと、もっと強く成れる、はずなのに。
うまくいかない。
戯言に過ぎない。

前髪がのびた。
長過ぎるの似合わないけど。
結局どうしたって似合わないんだから、このままのばそう。
中学校の時はずっと長かった。
髪の隙間から見える世界を、信じていなかった。
学校も家も帰り道も、怖いばかりだったから。
その方が少し安心出来た。
今考えると、客観的に見て、只の変なコだった。
だけど、のばしたいとおもう。
何故だろう。

夏に近付くと、身体が怖くなる。
小さい頃からいつも夏には、感情や感覚が研ぎ澄まされる感があった。
だから秋になる瞬間は、いちばん体力や精神を消耗する。
なにもかもすべてが目につく。
だって思い出も、思い出せるのはいつも夏で。
痛みが伴うの。
外身も中身も鋭くて、怖い夢ばかりみる。
痛いことは記憶になって。
くりかえしくりかえす。



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由弥 [御手紙]