ねぇ。 何処へ行けばいい? また、置いて行くんでしょう。 だから今度は自分のあしで其処まで行くよ。
ねぇ。 いない方がいい? じゃあ今度こそ此の腕たちが。 貴方に伸びて行かないように切り落として仕舞おう。
もっと早く振り切って。 届かない遠くまで行って。 そして僕を忘れて、幸せに成れるなんて思わないで。 腕を切って、首を切って。 貴方の記憶になって。 絶対に忘れないように、鍵をかけてあげよう。
僕の所為で狂って。 僕の為だけに笑って。 そしてそんな自分に、無様さを感じながら泣いて。
そして何時か、断片的な見せしめを。 脳が疼いて吐き気を伴う。 闇に変わる空を、仰ぐことさえも出来ない躰に。 ずっとずっといつまでも。 後悔させてあげよう。
耳鳴りがしたら、目を閉じてね。
さようなら。
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頭が痛い。 気持ち悪い。 良く分かんないけど。 不安で堪らない。 どうしたらいいんだろう。 何をすればいいんだろう。 吐かないと息が出来なくて。 むせると息が吸えない。
どうしよう。 誰も居ない。
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