⊂浅はかで重い⊃
2002年07月22日(月)

夏休みに入って一週間。
落ち着き、新しいお薬にも慣れ。
やっとネットが出来るくらいの元気なら戻った。

夏休みの一日前の日。
教室であたしの左腕に触れたコがいた。
そして微笑んで、『治るから、大丈夫だよ』そう云って。
彼女も手首を見せてくれた。
そう。
そう思った。
色んな言葉を知っていたそのコは。
あたしと同じリストカット常習者で。
とてもとても強かで。
この学校に入った日、羨ましいと思った、長い長い黒髪のコだった。
細くて背いが高くて。
存在感の有るひと。

それからそのコはあたしに、毎晩メールをくれる。
『気分はどう?』
気分は良いのか悪いのか、本当はあたしも良く解っていない。

未だに。



今年の夏休みも、大阪に行く事になった。
去年は春だったか。
一昨年の夏休みに行った所と同じ場所。
ライブに行って、友達と遊んでくる。
パニックの発作も治まった。
幸い、新しいお薬と躯の相性が良いみたい。
息が苦しくなくなった。
それだけで幸せ。
だけど夜が恐いまま。
お薬は暫く手放せないかな。



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由弥 [御手紙]