二度目の恋。
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2005年07月06日(水) 仕事日記。今からだ。

昨日は「がんばっていきまっしょい」(∞の二人が出演)はビデオに録らないぞ、リアルタイムで見たりもしないぞ、ちょっとのぞき見くらいでやめておくぞ、と思ってたんですが、野球延長があったのか、初回時間延長のせいか、体の空いた時間にちょうど放映していたため、結局、半分以上見てしまいました。……「ごくせん」「anego」と続いて今期もジャニドラマを見てしまうのでしょうか。「ドラゴン桜」は山Pというより小池君を目当てに見そうな気はしてます。

……って煩悩日記書いてたら、待ってた宅急便が来た。キターって絵文字使いたい気がした、今(笑)。

届いた荷物は自著です。
自分の書いたものが本になって帰ってくるとパニック起こして踊りたくなる気持ちがいたします。早速開封したらば、とんでもない帯がついてた。毎回毎回(というほど経験多くない)、帯とタイトル見るたびにどないしてええんかわからん気持ちになります。そこは自分じゃなくて編集者さんがやるんで。ええ。「コレってそういう話やったっけ?」と正直、思う。特に今回は思った。いや、たぶん、そういう話で合ってるんですけど。

続きもこの路線で書け、ってことなんだろうなあ。自分の行く先が判らないな、と思うのはこういうときです。のびのび書いてください、とこないだ言われたから、別に編集者さんにある方向に意図的に持って行こうとする強烈な意向があるわけじゃないみたいなんだけど。

なんか文句言ってるみたいですが、そうじゃなくて、嬉しくてどうしていいか判らないだけです。やっぱり嬉しいし。手元に届くと。震えくるほど恥ずかしいけど。

いつまで新人なんですか、って友達に言われてたけど、今回、ようやく、著者紹介から「新人」の二文字がとれました。そこからは一歩進んだみたいです。でもまだ一人前にはほど遠い。一人前っていうのは、毎月締め切りがあったり、三年先まで仕事があってその先もたぶんあるだろうと予測がついたりするレベルを言うのではないかと。前にも書きましたが私の予定は今のところ年内ぶんしか確定してません。シリーズがどこまで続けられるかも判らない。

一冊本が出るたびに、軟弱モノの私は、よくやったよ私、もう十分だよ、とか思います。私にしちゃ上出来だよ、とか。でもそれで満足しててもダメなんで、お気に入りのガンバレ説教ソングとか聞いて気合いを入れ直します。

「今からだ、手を伸ばせ」

今気に入ってるのがある歌に出てくるこのフレーズで。すごく今の気持ちに合うなあと思って。今までだってがんばってたつもりなんです自分では。でも「今からだ」って言い切られると、そっか、今からか。そうだよ、今からだよな、なんて思う。

「ホントは怖くて、誰より弱くて。それでもただ前に進まなければ」

進みたい、でも、進もう、でもなく、「進まなければ」っていうしんどさに共感する。判る。ああ進まなければ、ちくしょー、って気分ですね。でも別に誰に強制されてるわけでもなくて、降りようと思えば今日にだって降りられる場所なんだけど。でも「進まなければ」。

……以上、出典は「ONE」(byすばるバンド)でした。
結局ジャニネタに戻って来ててごめんなさい。

でもたぶん諦めたことだってあっただろうCDデビューをジャニにしてはとうのたった年齢になった後でようやく果たした、ある意味ゴールとスタートを一緒に味わった直後のすばるさんが「今からだ」って自作の歌詞で歌ってるのをDVDで見て真面目に泣けました。……文庫でシリーズ持つって、ある意味、それで夢かなっちゃってるんで、ゴールしてしまった気持ちがいつでもあるんですよ、ある時から、自分のなかに。ホントに本気で、そこまで届くと信じてなかったから。だけど、それはスタートでしかなくて、夢がかなっちゃったと言ったところで、ひとつのシリーズだけで先に続かなかったら、そのときには地団駄踏んで悔しがるんだろうとは思うし、そういう意味じゃまだまだ途中で。ゴールはしていない。今届いた本の売れ行きが悪くて後の仕事に響いたりしたら泣くほど悔しいだろうし、そう思ってる間はまだまだ途中だ。


今からだ。


あー、このフレーズいいなあ。
これからしばらく使うことにします。
「業も覚悟も」に続く、自分叱咤フレーズとして。


今からだ。


だいたいねえ。もう十分だよ私にしては、みたいなこと書いてると非常に野心なさげな感じですが、一年間にはこのシリーズとるためにプレッシャーで何も食べられなくなっても泣きながら書いたわけで、そういう自分を今になって野心なさげにこだわりなさげに語ってるのは欺瞞だと思いますね(笑)。


今からです。
がんばります。



さやぎ |MAIL

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