本の収納場所にちょいとばかり困ってきたので、本棚を整理することにした。すると「文章の書き方」の類の本が4冊も出てきた。いつ買ったのかもよく覚えていないのだが。でも、ちょうど企画書やメルマガなど文章を書くことが増えてきたところなので、なんとなく読み始めてしまう。
何かの本に「人間の記憶は思い出すたびにつくらるもの」って書いてあったけど思い込みって案外そんなところから来ているのかもしれない。なぜかというと「あれっ」て思うことがたくさんあったからだ。
冷静に考えてみると、文章の書き方の基礎的ルールって小学校の作文の時間に習ったきりではないか。それから今の今まで真剣に振り返ったことなど一度もない。なのに日常的に僕たちは文章を書いている。あまりにもあたりまえに。
そんな視点から物事をとらえてみると、「読み書き」という行為のなんと大切なことか。でも、ここで一つの疑問が。
あの頃の俺ってそんなに真剣に勉強していなかったんじゃないの?
そう思うとさすがに不安になる。今更ながら担任の先生の言葉が脳裏をよぎるのだ。「おさらいが大事ですよ」
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