三文役者
やす



 それでもボクはやってない

痴漢冤罪の法廷劇を描いた周防正行監督の新作。
メディアで散々報じられてるけど、11年振りっていうのが凄い、まさに渾身の一作。
2時間半の上映時間は、全く長くは感じなかった。

笑いの要素はほんの僅か、これでもかというほどのリアリズム。
それでもこれだけドラマチックで、面白い作品に仕上げてしまうのはさすが。
観終えた後にはいろいろと考え込んでしまった。

それにしても最も大事なクライマックスのシーンで、
携帯を鳴らした客が居たのには参った。
おまえ狙ってただろ、とでも言いたくなる程の絶妙のタイミング。
電源切れよ、頼むから。

本当にあれだけはなんとかならんものか。
もし鳴らしたら他の客から一発づつデコピンとか。
新宿ミラノとかだったら大変な事になりそうだ。

http://www.soreboku.jp/index.html

2007年02月24日(土)
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