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■ GONIN
買い揃えていったらそれこそキリが無いので、 好きな映画でもDVDはなるべく買わないようにしている。 それでも買わずにはいられなかった、GONINコンプリートボックス。 権利の問題などでDVD化は不可能と言われていたが、 公開から12年を経て、遂に満を持しての発売。
通常版、リアルエディション、オーディオコメンタリーと、 続けて3回観たらさすがに疲れた。 公開当時は試写会で観て、初日舞台挨拶にも足を運んで、 その後もう一回ぐらい観に行った気がする。
死んでもいい、ヌードの夜、夜がまた来る、と。 石井隆監督が描く世界にどっぷりとはまっていた時期で、 次は村木と名美の出てこない男ばかりの映画を撮ると聞いて、 もうクランクイン前から楽しみでならなかった。 自分にとって本当に思い入れの強い作品なのだ。
これほどまでに役者の見せ場が連鎖する映画はそうはない。 特にたけしさん演じるヒットマンの存在感の凄まじさ。
純愛、哀愁、暴力、銃声、狂気、流血、絶望、別離、夜、雨、ネオンサイン。 不器用な生き様が、無様な死に様が、たまらなく愛おしくて格好良い。 どこまでも堕ちていく。これぞまさしく石井隆の世界。
2007年04月13日(金)
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