三文役者
やす



 踏みしめる場所

先週観たシャンプーの芝居を未だにひきずっている。
むしろ時間が経ってからボディブローのように効いてきた。
木綿のハンカチーフが今でも頭の中をグルグルと。
ふと気付けば思い返して反芻している。

真に迫る演技がしたい。
人の心を突き動かすような。
いつまでも心の片隅に残るような。

説明の出来ない感情で満たされるような。
そんな芝居がやりたい。

バイト先で書類の山に囲まれながら。
あらためてボンヤリ考える。

看板犬のお店の犬が二匹に増えていた。
ここのご主人は何処を目指しているのだろうか。

2007年10月10日(水)
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