ゆめノかけラ
koi
基本的に(例外もありますが)、その日見た夢の話です。



 平井堅に似た男の人と

夢の中で、平井堅に似た外国人男性と歩いていた。わたしは彼の、元妻であるという設定だった。わたしは久しぶりに彼と会える、ということで精一杯のおしゃれをしていた。長くなった髪を片側だけとめて、微妙な色合いのグリーンのロングワンピースを着ていた。メイクも、アイシャドウにグリーン。ルージュは薄い赤。彼はベージュの、上質そうなスーツを着ていた。これからふたりで、昔の友人に会いにいくのだ。その友人は、パンや雑貨の店を開いている。お店の飾りに、彼の作品が使われるということで、それを見に行くという話になっている。わたしは彼と手をつないでいた(書いている今も、その感触ははっきりと思い出せる。わたしが付き合ってきた男の人たちとは違う、大きく、かわいた、骨ばった手だった)。

友人は、小柄で丸顔、頭ははげていて、愛嬌のある目鼻立ち。彼は両手を広げてわたしたちを歓迎してくれた。わたしの姿を見て、目を輝かせ、「おお、ひさしぶりだね。東洋の、なんとかという花のようだね」と笑った。元夫は、「オブジェはどこに使ったんだい?」とたずねる。「おお、こちらだよ。お客さんによく見えるようにと思ってね」彼は言いながら、奥の、喫茶スペースにわたし達を導く。そこには、元夫の得意とする、白と銀の植物を模したオブジェが置かれていた。相変わらず、作品の癖や質は変わらないのね..とわたしは目を細めた(登場する人は皆、英語を喋っていたが、映画の吹き替え版のように、意味だけが頭に響く仕組みになっていた)。

その後、多少話をしてから、いつでもふたりでおいで、と言ってくれた彼と別れ、元夫とふたりで、さきほど歩いてきた道を引き返していた。わたしは彼を見上げ、「また、付き合っていたひとと別れたんですって?」と言う。彼は困ったようにまばたきし、「ああ。どうも、暮らすとよくないらしい」と、かなり低い声でうなるように言った。「困った人ね」とわたしは微笑む。「じゃあ、いまは、寂しいの?」と聞くと、彼は「別れはいつでも悲しいさ」と答えた。「わたしのときも?」と顔を近づけると、彼は「いや..ああ、もちろん辛かったよ」と、しどろもどろになった。わたしはもっと笑ってしまった。「わたしと別れるのは辛くなかったのね? もーう」「いや、そういう意味じゃなく..」「いい、よーっだ。どうせ、あなたの歴代の女の人のなかでは、一番ばかだもん」という会話をしていたら、話をそらしたくなったのか、彼は大きなデパートメントストアのディスプレイの前で立ち止まった。

「そうだ。久しぶりの再会と、付き合ってくれた御礼に。アクセサリーをあげよう」「は? そんな、もらえない..」彼はわたしの言うことも聞かず、大またで店内に入ると、ベルベットのひもに銀のハートがついたペンダントのようなものをつかみ、店員の女性に「わたしだ。あとでまたくる」と告げ、品物を持っていってしまった。広場ような場所の奥に、大きな墓石のような募金箱があった。彼はそこにコインをばらばらっと入れ、スピードについていけないわたしのもとへ返ってきた。外に出ると、あたりは薄暗くなっていた。

後ろから、男がつけてくる。白い服に、文字が浮かび上がっている。肩までのブロンド。元夫は、小声で、二手に分かれよう、と言う。わたしは、え?と思うが、そのとき男は奇声を上げながら銃を撃ちはじめた。銃声があたりにとどろく。わたしは小さく悲鳴をあげてしゃがみ込む。そこへ、元夫が「やめろ!この女性は無関係だ!」と叫びながらわたしを庇うように抱きしめた。

気がつくと、元夫がわき腹から血を流して倒れていた。「いやーっ。わたしの大事な人に何するのよーっ」つったっていた先ほどの男に言うと、彼は平静に戻った表情で、「いや..俺にとっても、大事なひとだよ。一応、親父だし」と、彼の背に手をあてる。わたしはほうけながらも、ああ、最初の奥さんのお子さんが、こういうひとだって言ってたっけ..と、役に立たないことを思い出す。銃声を聞きつけた友人がかけつけてくれ、「誰かpenguinのところに連絡を!」と言っている。どうも、ペンギンの絵がかいてある店に、医者がいるらしい。元夫が、顔をしかめながら、「大げさな..」と呟く。「だ、大丈夫なの?」とわたしが尋ねると、彼は苦笑し、「かすっただけだよ。衝撃が大きかっただけだ」と言う。青年は、「ごめん..お姉さん、Japanのひとだろ。俺のシャツの、漢字ばかり見てるもんな」と言う。確かに、ちょっと気になっていたけれど。今はそういう世間話をしてる場合では..元夫が、わたしの膝の上で笑う。「たまには、膝枕もいいものだね」と。

* * *

わけがわからないなりに、パラレルワールドっぽくて、見てるわたしは面白かったのですが。読んでくれたひとには、長くてゴメンナサイ。

ちなみに平井堅(や彼に似た人)、わたしの夢に出てくる回数は多いのですが、現実にはああいう顔はとくに好みじゃないんですよねぇ。謎です。


2002年05月06日(月)
初日 最新 目次 日常


投票釦(文字は変わりません)↑
My追加