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■ 学祭(1)
土日は学祭を見に行く予定。 今日は大学院時代の大学祭へ行った。 院生時代は忙しかったが、 とあるサークルに所属しており、 そこが今回、シンポジウムを開催している ということで聴講した。テーマはやはりと いうかテロ問題・イスラム圏についてで、 ジャーナリストと議員を呼んでの シンポジウムであった。 感想はなかなか興味深いものであった。 ただすべてを日記で述べようとすると かなりの量になってしまうので一点のみ。
アフガン問題がどうなったら解決すること ができるか?
両者一致の結論としては、放っておくこと である。つまり、今までいろいろな思惑から アメリカが旧ソ連や、パキスタン、インドが アフガンにちょっかいを出してきた。 そうではなくアフガンの問題はアフガン自身で 解決させることが一番である。ただ麻薬だけは 作らないで欲しいことを伝えるのみだけでいいと。 結論としてはすごく単純だけど、それが今まで 出来なかったのは、大国のエゴとそこから 引き起こされる複雑な問題のためであり、 ある意味アフガンこそが犠牲者かもしれない。
また、国際社会への関わりについての意見は 分かれた。議員はもっと国際社会へ関わり、 こうした方がいいと発言力をつけるべきだと 主張したが、ジャーナリストはアメリカのように、 国際社会への関わりを国益のためと捉えてしまう。 結果、大企業が潤うために経済力の弱い国が 生け贄になるような道に進んでいくので、 日本は外交音痴でも構わないと主張した。
非常に難しい問題である。理想論でいくと 議員の考えのように、日本が国際社会へ 貢献していくことは大切だが、貢献を何のために と考えていかないと結果、国益に反する要望には 答えず、国益に叶う要望は弱い国へ強いるように なってしまう。かといって国際社会から孤立する ことはできない。
結局何のための国際社会への貢献なのかを 真剣に考える時期に入ったと思う。
2001年11月03日(土)
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