徒然エッセイ&観劇記
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2001年06月04日(月) 2001年度宝塚関連記事

☆「ベルばら」で宝塚を語る(宝塚FAN入室禁?)

つっても、今年やってるやつを観劇したわけじゃありゃーせん。本日(6月4日)12時15分から、BS11にて1989年の舞台録画ビデヲを放映しておりました。ちなみに、明日もあさってもしあさってもやります(バージョン違い)興味を持った方はチェックですぞ。
今日のは、東宝エリザベートでエリザをやってる一路真輝さんがオスカル。この時はアンドレ役の方がトップだったってことで、アンドレの方が主役級オーラを放ち気味。ま、内容については今更アレなんで・・・
で、宝塚。私、宝塚は去年月組で生を一度見まして、それ以後はBSで放映されるのをちょこちょこ見ております。何故、見に行かないのか?そんなにハマんないのか?もちろん嫌いではないけど、激好きというほどじゃない。
色々と要因が御座います。素直に書かせて頂きます。宝塚ファンの方は、若輩者の戯言だと思って、聞き流して下さいまし。(見ないほうが良いかも・汗)

・演技がわざとらしい

きゃー!御免なさい。今こめかみに怒りマークが浮かんだ貴方っ。そうです、舞台はわざとらしくてなんぼ。四季だって東宝だってわざとらしいっす。
でも何か、宝塚の演技って、「型」があるでしょう。そうすると、「いつ見ても誰の演技も一緒っぽい」っていう(また暴言)
「型」にはまった美しさを享受するほどの安定した感受性を、私はまだ持っていないのです。

・女しかいない

もちろん!男役さんがいるっ。男役さん、確かにかっこいい。でも・・・女しかいない〜〜!!
私、男の人の歌声を偏愛しておりまして、普段から女の人の歌はそんなに・・・なので。しかも宝塚の娘役さんの声って、キレイに作りすぎてて怖いっす。御免あそばせ。


・健全

え〜り〜ざべ〜〜っの、一路トートバージョンを見たときも、思ったんですが。舞台上空に「健全」おーらが。いや、深読みすれば、そら色々ありやすわ。えろだってありやすわ。
でもやっぱし、少女マンガな感じがして、あんま生々しくない。そこがいいんだ!夢!愛!!・・・でも私は、東宝バージョンの後ろ暗〜いやつのが好き。
それに、ああいう「君を愛してる〜」みたいなかっちょええ男性は、現実でもフィクションでも私好みではないのです。

・妙に明るい

すべて、舞台装置もキャラも、作り物めいてるから、どこか爽やかな明るさが漂ってくる。今、お芝居してます!頑張ってます!みんな見て!極上のフィクションを楽しんで!
何てったって、あのフィナーレ。エリザベート本編終わってすぐ、アップテンポに歌いながら、さっきまで「役」だった人が階段下りて来んだもの、びびっちゃったわ・・・黄泉から即座に現実に帰れます。私は♪帰りたくない〜♪の。
でも山口さんが一曲多く歌ってくれたらそれはそれで嬉しいかも(おい)

ま、そんなわけで、宝塚的エンタテイメントは、いささか私の趣味に合わないらしい・・・。
宝塚のレパートリーでもある「風と共に去りぬ」はその点どうでしょうね。スカーレットむかつく〜!とか思ったらどうしよう(笑)大地さんの声も、やっぱりちょっとわざとら(略)
失礼しました!!!



☆宝塚とワタシ〜初塚印象記〜

私がはぢめて宝塚を生で見たのは、去年の5月頃。4月あたりからミュージカルというものが気になりだして、四季の公演を幾つか見、よし、今度は宝塚だ!と、その時やっていた月組の演目「LUNA/BLUE MOON BLUE」を見に行きました。

♪アナザーライフ もう一つの別の人生 送れるなら
 もう一度 取り戻せるのか 夢の続きを♪

主題歌作詞も演出も、今をトキメク(?)小池修一郎!(CDシングル買いました)
話は、宝塚らしからぬ現代チックなお話で、とっても面白かったっす。
覚えている初見印象は・・・
・意外と(おい)歌がうまい(でも「おいおい」という人も中には・汗)
・舞台上にいる人数が多いのでなんだか得した気分
・月がぱかっと割れてトップが出て来たときはびっくりした(美川憲一?笑)
・トップの真琴つばささんは、少女マンガの人みたいにかっちょよかった
・段々男役がちゃんと男に認識されるのが不思議
・女役の人は・・・まったくリアルじゃない作られた人物造形(紋切り型)
・だからってラブラブになってんじゃねえとツッコンだ(笑)

宝塚大劇場公演では、私がのちにらぶらぶファイヤーとなる紫吹淳さんが出ていたのだけど、私が行った東京宝塚劇場公演では、怪我か何かで代役の人になっていた・・・

レビュー「BLUE MOON BLUE」では
・アルフィーが作った曲はやっぱりアルフィーだった(笑)
・たまに「何それ?」と笑える衣装がある
・とにかく、失恋すると相手を殺して死ぬ傾向がある
・おなかいっぱい

んな感じで。やっぱ宝塚ってスゴイなーと思いながら劇場を後にした覚えがあります。

生の宝塚はそれこっきりですが、それから、BSの宝塚公演放送をチェックし出して、同じく小池さん演出の月組「黒い瞳」を見ましてね。
そこに!いたんですよ紫吹さんが!!準トップ紫吹さんが!!
話も結構、面白かったのですが、何より何より、紫吹さんがものすごーい印象的で。
何がって、もう・・・オトコなんですよ。絶対元オンナじゃないし、作った「男役」でもないんです。
「オトコ」オーラをばりばり放ってるというか、存在が尋常じゃないんすよ(分かりずらい)
それはそれは強烈なフェロモンのようなものを放つ・・・スゴイ方です。
てわけで、まだ一度も生で見ていないにもかかわらず、私は紫吹さんにぞっこんです。

今年になって、私が初めて観たトップさん、真琴さんは退団され、ナント紫吹さんがトップに!!
あたしったら何てらっきー!?・・・でも気がついたら、トップお披露目公演のチケットは売り切れていた(死)
財布と時間の余裕があれば、当日券とかさばきとか行きたいもんです。(7月28日著)


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