「少年の詩」
言葉という告白の媒体にうもれ その浪費、あるいは蓄積に 疲弊するのか満足するのかわからない 出口を探しているけれどみつからずにいるし 入口を探しているけれどみつからずにいるし ということはここがボクの居るべき場所なのかな というこれも錯覚であるからして とっくに出した答えに満足できず 何通りもの公式をあてはめては ふむむ、と唸っているような そんな毎日のような気がたまにする 瞬間瞬間を有意義に過ごせたら 死ぬ時、わらえるらしい でもそんな時、わらえなくてもいいな 今、わらっていたいな ボクは停滞しているのかな 停滞するなら幸せの中がいいな でも幸せって何だろうね 幾つもの面にカットされたホントー どれもホントーだけど どれもホントーにしてしまうと矛盾する そんなボクが弱いというのなら キミがまもってください それか、なぐりたおしてください キス・ミー オア キル・ミー精神でひとつよろしく それはそうとして 果たせない約束の屍骸がふえていく tatuのように反省心もなく それを毎年ボクは桜の下に埋める 今年も埋めたよ そうやってあれからもこれからも 時間は流れ続けるけれど ボクはまだ救われずにいる |