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恐い漫画
えーと恐い漫画、といっても本格的な恐怖漫画のことではなく、少女漫画の月刊誌に夏になるとたまーに載ってる、というレベルの「恐い漫画」の話です。
小学生のころ「りぼん」という漫画雑誌を定期購読してまして。で、これが上に書いたように、夏になるとたまに恐い漫画を掲載していたのです。今はどうだろう、10年以上たっているので、最近の事情はわからないのですが。
とりあえず当時に話を戻すと、これを何人かで回し読みしていたんですね。買ったり買わなかったりしてる子とか、とりあえず読めればいい子とか、1回読めばもういらない子とか、いろいろだったので。
そしてたまたまわたしが買ったとき、その、恐い話ののっている月だったのですが、ある子が「ねえ急いで読んじゃうからそこにいてくれる? 今日もって帰らなくていい?」と、やたらわたしに念を押すんですね。まあ、かまわないけど、と待っていると、「じゃ、またね!」と、急いで帰ってしまい、わたしは「?」と思いつつ漫画雑誌をかたしたのですが。
後日彼女に理由を聞いたところ、「恐い漫画って、絵が、閉じた後も浮き上がってくるような気がするから..」とのこと。うーん..聞かなければよかった。なんだかそういわれるとそんな気がしてくるじゃないですか(泣 今までそんなこと考えたこともなかったのに〜。
なんとなくその日以来、恐いのがのっている号は極力買わないことにしました。しかしその「絵が浮き上がる」を聞いて以来、どうも画像が視界に残ってしまうようになり、しばらくは残像に悩むことになりました。今では多分、多少恐くても平気なように思うのですが。
暑い時期に並んでいる漫画雑誌をみて、ふと思い出したのでした。
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