stray notes

氷砂糖

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自転車つれづれ
2001年07月04日(水)

最近少しだけ自転車に乗っていた。職場まで4キロくらいなので、
徒歩はさすがにきつく、バスは1時間に3本くらいしかないから。

その自転車は夫が学生時代から使っていたもので、捨てようかな、
と彼は思っていたのだが、わたしが買おうか迷っていたとき、
ためしに整備してくれたものだ。さびさびのがたがただったが、
これがついこの前パンクするまで、隣の市のファミレスや本屋
さんに行ったり、遠くの郵便局にいったり、短いけれど楽しい
自転車生活を味あわせてくれた。

わたしは小さい頃すこししか自転車に乗っていない。親が危ない
からあまり乗らないように、といってるうちに体が大きくなり、
あわなくなってしまったから。というわけで、わたしは十数年
ぶりにふらふらよろよろと自転車に乗っていたわけだ。車に
乗せてもらっているときなど、自転車の人はとても邪魔で
危なっかしく感じられたものだが、わたしはそれに輪をかけて
危なっかしかっただろう、と思う。信号無視とかはしないし、
安全運転をこころがけていたつもりだけれど、何度か右折車
などにひかれそうになった。

あるひの仕事の帰り道、若いカップルを前方に見つけた。ふたり
とも小柄で、女の人は長いジャンパースカートを着ていて、髪は
金色、セミロング。男の人は帽子をかぶっていて、ジーンズ。
ふたりはべったりとくっつき、男性が女性をかばうようにのろのろ
と歩いていた。わたしは自転車だったので、狭い道を通り抜ける
のも難しく、「べたべたするのはかまわないけど、もすこし広い道
で歩いてくれないかな..」と内心思ったが、後ろをゆっくり行く
しかないのだろうな、と近づいた。あ。近づいてやっとわかった。
妊婦さんだ。ごめんなさい..わたしは別の道を通ることにした。
自分がいちゃいちゃ歩くのが大好きだからって、自分を基準にして
はいけなかったですね。鳴らさなくてよかった。

期間が短かったので、たいした思い出や思い入れはないけれど、
自転車の気持ちのいい季節になったら、また乗りたいな、と思う。

(なんだかこどもの絵日記のような文になってしまったような..)





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