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最近少しだけ自転車に乗っていた。職場まで4キロくらいなので、 徒歩はさすがにきつく、バスは1時間に3本くらいしかないから。 その自転車は夫が学生時代から使っていたもので、捨てようかな、 と彼は思っていたのだが、わたしが買おうか迷っていたとき、 ためしに整備してくれたものだ。さびさびのがたがただったが、 これがついこの前パンクするまで、隣の市のファミレスや本屋 さんに行ったり、遠くの郵便局にいったり、短いけれど楽しい 自転車生活を味あわせてくれた。 わたしは小さい頃すこししか自転車に乗っていない。親が危ない からあまり乗らないように、といってるうちに体が大きくなり、 あわなくなってしまったから。というわけで、わたしは十数年 ぶりにふらふらよろよろと自転車に乗っていたわけだ。車に 乗せてもらっているときなど、自転車の人はとても邪魔で 危なっかしく感じられたものだが、わたしはそれに輪をかけて 危なっかしかっただろう、と思う。信号無視とかはしないし、 安全運転をこころがけていたつもりだけれど、何度か右折車 などにひかれそうになった。 あるひの仕事の帰り道、若いカップルを前方に見つけた。ふたり とも小柄で、女の人は長いジャンパースカートを着ていて、髪は 金色、セミロング。男の人は帽子をかぶっていて、ジーンズ。 ふたりはべったりとくっつき、男性が女性をかばうようにのろのろ と歩いていた。わたしは自転車だったので、狭い道を通り抜ける のも難しく、「べたべたするのはかまわないけど、もすこし広い道 で歩いてくれないかな..」と内心思ったが、後ろをゆっくり行く しかないのだろうな、と近づいた。あ。近づいてやっとわかった。 妊婦さんだ。ごめんなさい..わたしは別の道を通ることにした。 自分がいちゃいちゃ歩くのが大好きだからって、自分を基準にして はいけなかったですね。鳴らさなくてよかった。 期間が短かったので、たいした思い出や思い入れはないけれど、 自転車の気持ちのいい季節になったら、また乗りたいな、と思う。 (なんだかこどもの絵日記のような文になってしまったような..)
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