stray notes

氷砂糖

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ちらし・2
2001年10月17日(水)

ある日、大学生くらいの男の子が、ポストにひょいひょいひょい、と何か名刺くらいのサイズの紙を入れていた。「?」なんだろ、と思ったが、その男の子の雰囲気は、とてもかっこいいというわけではないが、そんなにかっこわるいということもない、要するにごく普通の子だったので、何も気にせず通り過ぎた。

家に帰って、自分の住んでる場所のポストをのぞいて、やっとわかった。風俗関係のちらしだ。しかしあの男の子、微塵もうさんくささとか後ろめたさとかなかったなぁ。むしろ自然で楽しそうに仕事をしていた。べつだんこそこそしろというわけでもないが、健やかで、単純に働いていた感じ。

まあ、べつにいいけどね、と、一応眺めてからごみに捨てた。



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