stray notes

氷砂糖

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手帳
2001年11月24日(土)

住所を知っているWEB上の知人にカードを送ろうと、文具店を見ていた。季節柄クリスマスカードが多いなー失敗したなーと思いつつ。そのまま売り場を歩いていると、手帳がたくさんある場所にたどり着いた。どことなく、顔を緩めて手帳を眺める。相変わらず、色々あるなぁ、と思う。

わたしが手帳を使っていたのは、主に学生の頃だ。最初の年は、大学の校章が入っている、その大学オリジナルの手帳を使っていた。次の年は、褪せたピンク色のカバーのついた手帳、その次はブルーの小さな花がたくさん咲いている模様だったと思う。大学4年のときは、黒か茶色の、すこし大きめのものを使っていた。サークルの予定、バイトの予定、テストや提出物の予定、就職活動の経過など、あれこれと書きとめて活用していた。

どれも思い出深いのでとってあるが、ひとつ、バイト(テストの採点)の最終日、会場に置いてきてしまい、なくしてしまったものがある。気付いた時点で取りに帰ればよかったのだが、たまたま仲のよい人たちと打ち上げに繰り出していたので、途中で抜けて戻ることができなかったのだ。仕方のないことだが、思い出すと自分の間抜けさがすこし悔しい。

社会人になって初めのころは、やはり手帳をもっていたのだが、どうもあまり書くことがない。仕事以外のプライヴェートな用事は計画的でなく、突発的なものが多くなったので、書いてる暇はあまりなかった。仕事の予定は卓上カレンダーに書きこんでいたし、必ずしも自分だけの都合で予定通りに進むわけでもなかったので、だんだん手帳は使わなくなった。

今もパートの予定などはカレンダーに書き込んでいるし、プライヴェートな用事もさほどない。手帳なしでも日々は過ぎていく。それでも、なんとなく見ていると楽しいのは、手帳から連想した学生時代が、とても楽しいものだったからかもしれない。



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