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本屋さんゴメンナサイな話
わたしはよく立ち読みをします。誉められたことではないので、堂々と書いてはまずいかもしれませんが..本屋さんゴメンナサイ。あんまり、裕福じゃないんです。買うお金も少ないし、置く場所も少ないんです..。図書館もよく利用するんですが、新刊とかはなかなか回って来ないから。ついつい、店頭でさらさらと眺めてしまったり、します。わたしが行く本屋さんは、大きいところが多いので、ほかにも立ち読みしている人はいるし、読むペースは早いほうなので、そんなに目立たないだろうと思っていたのですが。
先日、恥ずかしいことがありました。ええと、以前もどこかで書きましたが、わたしは涙腺が緩いです。人前だろうと店内だろうと路上だろうと、悲しいことを考えたらじわーと涙が浮かんできます。自分の意志とかはあまりききません。本の場合、フィクションだとそんなに強くこころを揺さぶられなくてすむのですが、ノンフィクションとか、投稿ものとかにはむちゃくちゃ弱くて。たとえばいじめで自殺した女の子の手記とか。天国に向けて書かれたラブレター集とか。こころのチキンスープとか。ディスカバー21のI miss youとか。何気ない、ささやかな言葉やエピソードはほんと駄目です。
だから本を見る際には、あまりそういう、悲しみや感動を誘うようなものは読まないようにしてるんですが..。すみません。この日ある場所の本屋さんで、「世界がもし100人の村だったら」を読んで泣いていたのはわたしです。どこがどう悲しかったのかはよくわからないのですが(普通、泣くような本でもない?)、とにかく気がついたら泣いてました。で、あとがきみたいなのを読もうとしたところ、視線を感じまして。若い女性の店員さんと目があってしまいました..。うわあぁああ。い、今思い出しても、はずかしー。勿論急いでその店を出ました。本屋さんにいること、すっかり忘れてた。本屋さんゴメンナサイ。以後、気をつけます。といっても、タイトルだけじゃ、泣くかそうでないかわからないのがつらいとこですよね..。
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