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童心には戻れない
昼休み、食事をとるため、職場近くのスーパーへ行ったときのこと。上の階から、劇でもしているような大人の声と、その劇に興奮しているらしい子供たちの声がしていた。なんだろう、と食後にエスカレーターをであがっていくと、フロアの奥に、かなりの人だかりができていた。何か子供向けTV番組のHEROが、悪者と戦っているらしい。音響等もわりとしっかりしていて、役者さんたちも上手そうだ。こんなところでも、しっかり作るんだなーと変な感心をしながら、その場を去ろうとしたら。「駄目ーっ××、○○をいじめちゃ駄目ーっ」とか、「○○、頑張れーっ」とか、子どもの声援がひときわ高まった。HEROが危機らしい。まあ、好きにしてください、と思いながらわたしはエスカレーターを降りていった。なんとなくカユイような、くすぐったいような、鳥肌がたつような感じがしてきたのだ。
子供って、信じてるんですね..。というか、あたかもそれが現実であるかのように感情移入できるんですね。自分も子供の頃、仮面ライダーショウに連れて行かれて、ばったのオバケ〜と泣いていたらしいので、その頃は現実と作り物の差がわかってなかったのかなと思うのですが。今はもうなんだかお勤めご苦労様ですと思ってしまうし、子供もよくそんなに熱中できるなぁとひいてしまうし、なんともついていけない感じがあります。いつ頃その境界線をこえたかは覚えていないけれど、もう絶対あちらには戻れないし、入っていくこともないんだろうなーと思った日でした。
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