stray notes

氷砂糖

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死ぬまでにしたい幾つかのこと
2003年11月09日(日)

「死ぬまでにしたい10のこと」とかいう映画があるらしい。余命2ヶ月のヒロインが、死ぬまでにしたい10のことを書き出し、実行していくという筋らしい。雑誌を拾い読みしたり、WEBでちらっとみたりしただけなので、それしかわからないのだが。自分の場合、どうなるのかな……と考えてみた。

が。真っ先に浮かんだのが「日本酒風呂」。湯船に500ccくらいの日本酒を入れて入ると、からだがよくあたたまり、肌も綺麗になるというのを何かで読んで、まだ試していなかったので。これが一番に来てしまうというのもなんだけれど、それ以上に困ったのは、ほかにあまり思いつかないということ(追記。30代になったら、ひとりでお酒が飲めるようになりたいな、というのを後で思いつきました。仕事帰りに一杯、とかしてみたい。女性一人で入れるお店を探すところから始めなくちゃいけませんが、ささやかな野望なのです)。

「死ぬまでにしたい幾つかのこと」は。だいぶかなってしまったのでは、と思います。一度くらい誰かに好きだと言われたいなとか、お嫁さんになってみたいなとか、ドレスを着てみたいなとかはかなえてもらったし。あ、正直に言えばHもしてみたかったです(笑) どんなものか知りたかったし。でもこれはものすごくこわくもあったなぁ。それからそれから。一度くらい海外に行きたいというのも新婚旅行でできたし、コドモがほしいとは思ったことがないし。就職したいー、という学生の頃の悲願も一応は(短期間だけれど)達成したし。ちいさいころの憧れだった夜遊びもそれなりに楽しんだし。お化粧もお酒もお洒落もできた。なんか妙にせせこましい希望が多いのは、家が異様に過保護・過干渉だったせいかな? 大人になるまで禁止されてたこと、というのが(多分、同世代の女性に比べて)色々あって。うん、大人になって、あれこれできたのは嬉しかったですね。

さて。こうみると、今お迎えが来てもさしせまってしたいこと、というのは、そんなにないようです。しいていえばグイン・サーガを最後まで読みたかったなーというのと、HPでほったらかしになってる小説をラストまで書きたかったなーというのがありますが。でも、なにか災害が起きて、神様が「よし、このなかで、現世に未練や心残り、執着の強いものだけ残してやろう」と考えた場合、あっさり候補からふりおとされてしまうような……。



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