スイッチ。
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元彼とよりを戻すかどうか、 そんな話がでて悩んでたとき電話が鳴った。
番号だけ。
登録してない人かあ、と無視しよっても鳴り続ける。 しつこい!誰だー!!
‥もしかして中村サン!?
「‥はぃ。」
「おー。お疲れお疲れ!久しぶり〜♪」
やっぱ、中村サンやった‥
「‥はぁ。」
「んぁ?お前今なんしよるん?」
「んー、家におるけど?」
「んじゃぁ、今から出てこい!!」
いまからって、アンタもう夜の10時ですよ!? (我が家の門限は暗黙の了解で12時となっていマス。)
「今から!?」
「おぅ、重要な話があるけん。ってかオレがお前に連絡しよーっち事はどういう事かわかるやろ?」
‥ナナコにフラれたんですね。(苦笑
「‥わかったあ。」
「おぅ。あと5分くらいで着くけん。^^んじゃねー。」
あたしは急いで服に着替えた。 お風呂から上がったばっかで髪ぬれちょったけど、乾かす暇なかったけん そのまんま走っていつもの木の下へ向かった。
後ろからライトが光る。 中村サンだ。
「おぅおぅ、久しぶりー。」
後部座席に乗り込む。
「ウン。」
あたしはさとみとレオ君のこととか4人で遊んだこととか近況報告した。 中村サンとは割と恋愛話する方だ。 あたしは恋愛に関して人に話さないほうなんやけど、 なぜか中村サンには話せるん。 たぶん中村サンがあたしにすべてオープンやからやと思う。
むっ君と話してても絶対恋愛とか深い話はできない。 いや、まだ2回しか会ったことないきかもしれんけど、 人見知りが激しいあたしにとっては心を開くのに何ヶ月もかかる。 現にさとみと仲良くなるのも2ヶ月くらいかかったし。 でも、中村サンは一週間もかからないでうち解けられた。
人にオープンな中村サンにすごい憧れる。
「‥いつ別れたん?」
「最近ー。オレ実習とかお盆とかで忙しかったやん?フラれたきねー。(笑」
「そうなんやぁ!?なんでー?????」
「理由は聞くな!!悲しくなる。(笑」
「ウン。後悔してないなら、いいんじゃない?」
「後悔はないねー。ただ、今淋しい。」
「んー。彼女おらんき淋しいってのがあたしには理解できないなあ。」
「淋しいもんは淋しいっち言いよるやん!(`´)」
「やき、あたしには理解できんっち言いよるんやん。(笑」
「(笑) まぁ、そういう人もおるっち事よ。」
んー、まぁそれはそーかもしれんけど。。
あたしが淋しい時は
「好きな人に会えなくて淋しい。」
誰でもいいわけやなく、いて欲しい人がいない、 それがとても淋しい。
「オレまじ今すぐにでも結婚してーんちゃ。結婚願望強いからかもしれんけどさあ。奥さん探したい。」
「あたし結婚願望ないけんようわからんや‥」
「もー!結婚してよーv」
あたし、真顔で低い声で
「え‥絶対ヤダ。」 「お前、ハッキリ言うなや!!(笑」
「だって嫌やもん。(ばきゅ。 まぁ、中村サンはいいお父さんにはなりそうやけどね。^^(意味のないフォロー。」
中村サンは時々試すように
「お前、オレのこと好き?」
「付き合おうっち言ったらどーする?」
とか聞いてくる。
あたしは冗談っちわかっちょるけど 「好き」とか「付き合う」とか言わない。 冗談でも嘘はつけない、つきたくない!! 中村サンにはいつでも正直に思ったことを言う。 たぶん、そんなあたしの反応がおもろいだけなんやと思う。( ´−`)
そのあとお互いの将来の夢について話したりした。 たまに学校のことや将来のことについて真剣に話し合ったりします。 そういう事も話せるトコは、中村サン好きだなあ。
そんなこんなで、 またあたしの生活に中村サンが関わってきそうで憂鬱デス。 早く彼女見つけてよ、お父さん!!
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