スイッチ。
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2004年08月21日(土) |
二人乗りして自転車をこいだ。 |
金曜日、中村サンと図書館で一緒に勉強した。 まさか中村サンと勉強する日がくるとは思っても見んかったよ‥(笑
中村サンも勉強しながら
「今日のオレ、まじめやねぇ?^^」
元カノのナナコ嬢がまとめてくれたプリント見ながら黙々とレポートを書く。 とても大人っぽいきれいな字が並んでいた。
「しかし、よく宿題手伝ってくれたよねー。」
「いや、オレがやったら教科書丸写しになるやん?元カノ看護学校行きよったき、そんときの教科書なら丸写しでもバレんやん?」
「あぁ、ねぇ。でもこれだけまとめるのにどんだけかかったんやろ?」 「2週間くらい?」
「2週間で!?すごいねー。なんてイイコなんだ。」
「うるせー。」
「愛を感じずにはいられんよね。(* ´−`*)」 「うるせんちゃ!」
ほっぺをつままれそーなったけん、慌ててかわした。
そんだけ好かれてるんじゃん、ナナコに。 ナナコ、中村サンのことすごい好きなんやん。
中村サンは何やら携帯片手に学習室を出て行った。
数分後戻ってきた。
「元カノやった‥病院行ったけど思ったより大丈夫らしい。」
「そっかぁ、ヨカッタね。^^」 「これから遊べるか聞かれた。」
「そーなんや?」
「勉強しよるき断った。」
「‥いいん?」 「勉強せないけんし今勉強しよるのは事実やん。」 そーやけど、今ナナコを放っておいていいんやろか‥
「んー‥でもなぁ、本当にいいん??」
「いいっち言いよるやん!!」
腕をつねられた。 い、痛い‥!! 中村のあほっっ こっちは心配してんのに‥。
お昼は二人で近くの定食屋で食べた。 二人とも行ったことない店。 雰囲気とかばり家庭的で、穴場発見したかもねーっとか話した。
夕方頃、中村サンの勉強が一段落して、 雲行きも怪しくなったけん解散することになった。
あたしはチャリで図書館まで来てた。
「雨降りそうばい?お前なんでチャリで来たん?送ってやるのに。」
「だってウチから歩いてくるよりチャリのが近いやん?」
「そーかあ?」
駐輪場に着くととうとう雨が降ってきた。
「土手(駐車場)まで乗せて行け。」 え、アンタ雨降ってんのに何言い出すの?
「いいけどー。(Noと言えない日本人代表。」
「オレこぐばぃ。」
「ダメ、あたし後ろ乗りきらんけん。あたしこぐよ。」 「オレ、二人乗りで前こぎきらんっちゃんね。(笑」
んなことだろーよ。(ばきゅ。
フラフラ運転で駐車場を目指す。
「あー、いいねぇ。青春っち感じやねぇ?」
「あぁ、そーかも?(笑」 「オレこーいう経験ないきねー♪^^」
そう。軽そうに見える中村サンが初めて女の子と付き合ったのは 18歳、短大の頃らしい。 それまですごぃシャイで(ホントかなあ。笑) 女の子とあまり縁がなく、告られても付き合うことはなかったらしい。
あたしも男の人乗せてチャリ乗ったの初めてやったかも。
中村サンはちかとメールしてる。 ちかはあたしがまた中村サンと連絡を取りだしたこと知らない。 ってか、事態をややこしくしないためにも報告するつもりはないんやけど‥ あたしとしては、中村サンと連絡をとりよることに後ろめたさを感じる。 べつにやましいことがあるわけやないけど。
中村サン的に
「お前は友達なんやき関係ねーよ。」
らしいし‥
帰って電話があった。
「図書館で勉強したりたまに遊んだりするくらいよかろーも?」
いいよね、友達なんやし。
ちかと中村サンが上手くいけば嬉しいんやし。
いいよね。
明日も図書館で一緒に勉強する約束した。
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