きまぐれ日記♨
おっつぁん



 歌舞伎鑑賞教室
2002年04月21日(日)


京都南座で歌舞伎を見てきました。と書くと、なかなか高級なイメージもありますが、ワタシが見てきたのは、歌舞伎鑑賞教室というイベント。2000円なのでお手軽です。

この鑑賞教室、2部構成になっていまして、前半が落語家、桂九雀さんによる解説、後半が歌舞伎鑑賞となります。全部で2時間40分くらい。ワタシのような初心者には、ぴったりの構成でしょう。

前半の解説のほうは、さすが本職の噺家さん、なかなか楽しいです。言葉の説明があったり、舞台の仕組みの説明、音楽についてなど、興味深く説明してくれます。歌舞伎が起源の言葉って、多いんですね。「切り口上」だとか、「桧舞台」だとか。まあ、考えてみればわかりそうなものもありますが、今回はじめて知った話も多かったです。

で、肝心の歌舞伎のほう。舞台装置だとか、衣装だとかはすごいです。びっくりするほどです。それに役者さんの動きや、ポーズのとり方なんかもカッコいい。さすが伝統芸能といった感じです。

ただ、セリフがよく聞き取れないんです。言葉が、古文の授業で習ったような言葉ですし、発音も、ちょっと独特ですよね。説明が、歌でされるのですが、あの浪曲のような節回しも、あんまり馴染みがないですしね。今回は、前半の解説で、あらかじめストーリーを聞いているので、わかるのですが、そうでないと、何をやっているのか、絶対にわからなそうです。このあたりが、歌舞伎のとっつきにくさなんでしょうね。

まあ、でも、きっとそういうものなんでしょう。予習なんかが必要なんでしょうね。それはそれで、いいと思いますし、ワタシも楽しかったです。

こういうものって、なかなか見るチャンスもないですけど、こんなイベントって、いいきっかけになると思います。今回は、ほんの味見程度でしたけど、ちょっと興味もわいてきますよね。また、チャンスがあったら見てみたいなあ、なんて思います。

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