2004年08月22日(日)<<<逃げないでください【鬱だった私-壱-】
逃げないでください。
「病気」は「逃げ道」ではありません。
こんな日記がありました。
作者さんは 不安神経症 をわずらっている方です。
不安神経症… パニック障害や過喚起症候群、と呼ばれたりもします。 漠然とした恐怖=不安 症状としては、動悸、めまい、閉塞感、息苦しさ、などがあり 死んでしまうのではないかという恐怖、 発狂してしまうのではないかという恐怖を感じます。 そして繰り返しそういった発作が起こるにつれ 「またあぁなるのでは…」という不安(予期不安)も感じます。 (独学ですんません。。。)
これは私から見るととても厄介な病気です。
一度発作の起きた場所へは恐怖で行けなくなり、行動範囲が狭まり、
社会生活を送ることができなくなってしまいます。
デイケアなどへの参加、通院などが難しくもなるそうです。
それでも、この作者さんは「逃げない」といいます。
私は鬱のとき、逃げていたかもしれません…
確かに病気だとできないことがあります。
心の病気は外傷がないので、理解されにくいこともありますが、
確かにできなかったり、時間が必要な場合もあります。
だから人に説明する必要があるのです。
私もそうでした。
集団恐怖というか対人恐怖で教室にいられず、
保健室に逃げ込んでも、何もいわなければ
「まだ1時間目でしょ!教室に戻りなさい!」と怒られてしまいます。
そこで私は保健室の先生に
「人が怖くて教室にいることができません」と訴えました、泣きながら。
そこでやっとわかった先生は私を保健室のさらに奥、
決して生徒の入らない部屋に避難させてくれました。
そこで担任と相談し、母親に説明してもらい、転校へと踏み切ったわけです。
これは逃げなのかもしれませんが、
説明で理解されることが必要なのはわかると思います。
ただ、言い方に問題があると思います。
「私は病気だから○○ができない」は困ると思います。
私もその後
「ずっとはいられないけれど、午前中だけ教室で授業受けます」など
頑張れるだけ頑張りました。
そうするとあっさり早退させてくれるのです。
前に言いました日記の作者さんは的確な言い方をしているとおもいます。
できない、ではなくて失敗するかもしれない…
私も同じことしました
「送辞読めません」ではなく「送辞読みますが、失敗するかもしれません」
結果的にはぶっ倒れずにすみましたが…運がよかった。
ただその時、どうかそれを見ている人は、健常者の方は、
「なんだーできんじゃん。病気なんて嘘かよ?」とはいわないでください。
病気を告白することは必然です。
しかしそれを盾に逃げているのでは、だめだった。
きっとその思いが私を変えたんだと思う。
病気だけど働いている人はいるし、
病気だけどそれに負けてばかりでは無い人はいるから。
病気だから…病気だから… そんな格好悪いことはやめよう。
症状の重い人は無理してはいけません、休養してください。
頑張れると思える人は、ぜひやれるだけやってください。
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