2004年10月28日(木)＜＜＜わたしはつめたいつちのなか
新潟で幼い女の子が、土の中で凍えている。
ニュースを見ても考えないようにするんだけれど、ふと部屋で独りになると
岩の隙間から白く細い足が……という映像が見える。
私の部屋が寒いからかもしれない。
そんな感じで鬱々。
今日もずっとねっころがったりしていた。
私には何にも出来ない、と思いながら。
大人用の紙おむつが不足していると、読んで……
テレビでは子供のはなしはするのに、障害者の話はしない。
なんだかやりきれなくなってテレビ局に電話してしまった。
障害者の人は避難所で暮らせないだろう……
車椅子に乗れる人でも、トイレが大変だろう。
人口膀胱？とか持ってる人もおんなじで。
寝たきりの方は……
私は後遺症障害者。おじは寝たきりの障害者。
だから、こんな風に思うのかな。
歩けなかった頃の話をしよう。
私が事故で右足膝蓋骨と、左上腕骨を骨折したとき。
勿論歩けないのだから車椅子。
しかし、左腕も折れているので普通の車椅子には乗れない。
片手で運転できる車椅子に乗るのだが……
つかんで回す部分が二重になっていて、同時に回すと直進する。
片方だけ回すと、片方の車輪だけ動く。
なかなか直進できなかった。
私は就寝時間の少し前、当時の彼氏に電話をしに移動していた。
その帰り、私の車椅子を押してくれた人がいた。
見るからに 不良息子 と言う感じのひとだった。
同じ病棟にいたから、顔は知っていて……でも話したことは無かった。
電話している最中、近くのベンチにいたけど話さなかった。
電話を終えて私がぎこちなく移動すると、その人も席をたった。
私を追い抜いて行ってしまって……
しかし、彼はエレベーターの中で「開」ボタンを押してくれていた。
私は「すみません」といって乗った。
降りると彼は私の車椅子を押してくれた。話しかけくれた。
それだけのことがうれしかった。
電話と言えば、お兄ちゃんから電話が来ない。
今夜、埼玉に帰ってくるはずの彼が。
淋しいな。
昨夜は薬とウィスキーをのんで……２杯も。（マグカップで、だ
今夜もそうしてしまおうか。
私のまわりの冷たい空気を取り払ってください。
あのこを押しつぶす土砂を、早く取り除いて光りを見せてあげてください。 |
