2004年11月15日(月)<<<生きる為に忘れろ それが出来ないなら死ねよ
貴方を取り戻すために、貴方を思い続けることは出来る。
でも、熱がないと僕は冬が越せない。
貴方もよく知っているでしょ? 僕が独りじゃ生きられないこと。
それが弱さ。
だから熱をくれる人を見つけて、少しだけ生き延びてもいいよね。
そのせいで二度と貴方に触れられないなら僕は自分の熱を凍らせるから。
再び愛されたら、愛されるように頑張るから。
どんな僕を愛しているか言ってよ。
ねぇ、僕は貴方じゃない熱で冬を越すことにするよ。
まだ少し生きて居たいから。
あのひとに残虐に殺されるなら、それはそれで構わないと思うんだよ。
誰に会うこともなく、否、誰に自分の話しをすることもなく
一週間ぼんやりと
低温に、弱いヴァイブレーションで生きていた。
そんな僕の話を聴いてくれた。
おいしいものをくれて、あたたかさをくれて。
助言といっしょに、自分の過去を話してくれた。
乱れさせ、嬌声をあげさせ、理性を奪うかのごとく。
ありがとう、と思うよ。
心から。
淋しさは高音の澄んだ音で、僕を振るわせる。
眠ることが出来なくて、起きつづけるのが利口でないというなら。
安眠を持ってきてよ。
たとえばそれは、体温と鼓動と吐息、そして腕。男。人間。
たとえばそれは、安心と感謝と日常、そして……
僕は自分の表面に柔らかな膜を張るよ。
それを通り抜ける目を持つ者だけが、僕の本質を知るように。
それは狂気であり淋しさであり。
僕にもまだ、わからないんだよ。
「愛している」が重いなら、二度といわないよ。
この人生で、残るはたった一度だけ言うことにするよ。
いつ言うかはわからない。まだ、わからない。
でも闇雲に言って、誰かの心を引っかくよりはいいと思う。
臆病者で構わない。
僕はそういうズルイ人間なんだ。
人を傷つけるのが怖いんじゃない。
人を傷つけて自分が傷つくのが、怖いだけだよ。
大人が。
自分の過去を振りかえって笑えるのは、時間がたったからだと思う。
僕だって小学校時代の嫌がらせや喧嘩なら、笑って話せるよ。
これが中学時代だと笑顔は虚勢になる。
高校時代になると泣いてしまう。
だからそっと時間がたつのを見守ってくれというのは、子供のいうことだろうか?
だけど子供である前に人間なんだよ。
見守れないなら、手出ししてこないでいいよ。
植木屋さんで
鉢に植えられた苗だって、見守ってやらなきゃ枯れるじゃないか。
だったらその鉢は他の人に買われる方が大きくなれる。
自分の度量を知るのは、難しいってわかっているけど。
鶯谷
南口
橋の下は線路
ネットは僅かしかない
ほら、飛び降りるなら今だよ?
泣いている場合じゃないんだから。
過去を振り切れないなら忘れてしまえ。
それが出来ないのなら、自分で自分を殺しとけ。 |