2005年05月29日(日)<<<命日
今日はあつの命日。一周忌。
僕はお墓へ。でも、体が動かなくて起き上がったら14時。
お腹がいたい、体がだるい。
でも、行かなかったら後悔するし……いつまでも逃げられないから。
墓にいったって、あつに会えるわけじゃない。
もう二度と会えないことを、思い知るだけ。
そんなところ本当は、ちっとも行きたくないよ。
横浜で花を買って、SINGER SONGRの新曲を買って。寄り道して。
電車を乗り変えて。乗り換えて。
最寄り駅からタクシーに乗って。
山と畑に囲まれた、なだらかな斜面に霊園があって。
入り口の門はしまってました(滝汗
タクシーの運転手さんも心配してくれます。確かに時間は19時前。
でもお花も、お線香も、買ったのに!!ええぇい!!
タクシーの運転手さんには忍び込む旨、婉曲にお話してお引取り願い。
門と柵の間から体を強引に捩じ込む……目の前に蜘蛛の巣&蜘蛛(号泣
ぶつぶつ現代の墓に文句をいいながら。
勿論、受付も閉まってるので場所がわからない!!
……何度もU子に電話して聞きました。ありがとう。
高くて見晴らしが良くて。車の音も遠くに聞こえる。
売り出し中の霊園の宣伝旗が、ハタハタとたなびく音だけ。
他に人もいない、夕闇の中。
現代的なお墓に眠るあつに、僕はずっと話しかけてた。声に出して。
お水汲んできて。
菊と紅花とでアレンジした花束をお供えした。
もう、花瓶はいっぱいいっぱいで、大変だった。
コンビニで買った線香は、箱入りしかなくて、3束も入ってた。
えぇい皆のぶんだ!と、3束火をつけてそなたら……
風が吹くたびに炎がごうごうと……熱い、ってか煙い。。。否、ヤバイ。
墓石を拭いて、お水をかけて。
座り込んで煙草を吸い始めたら、泣けてきた。
僕は謝りたかった。
だから、ごめんねって。許してっていったら、涙がとまらなかったんだ。
僕は全然余裕がなくて、あの頃、あつの苦しみを気づかなかった。
何も知らず自分のことばかりで……
気づいたら貴方はもう居なかった。
話を聞くことくらい、出来たのに。貴方が僕にしてくれたように。
ごめん。ごめんなさい。
1人で逝かせてしまってごめんなさい。
今更遅いけれど、僕は貴方のこと絶対忘れない。
僕は今凄く苦しくて。
二十歳になってしまったのに、生きる意味が解らなくて。
どうしょもなく生きているけど。
幸せになるにはどうしたらいいのか、考えない日は無いよ。
僕は僕の好きな人たちが皆幸せなら、幸せなんだ。
それが「リサの美点」ってお兄ちゃんは言ったけれど、
それがものすごく難しく、報われないことも、解ってるよ。
せめて、恋人は幸せにしたい。……そう思ってるんだ。
だから今こんな苦しいんだろうね。
あつ、もしそっちであの人の最愛の人に会えたら。
貴方らしくなんとか言っておいてよ、僕には良い言葉が見当たらないから。
そんな我侭を、つい言ってしまったよ。墓前で。
帰り際にパラパラと少し雨が降って、止んだ。
「あつだ」って思った私は馬鹿だし勝手な女だけど、許して欲しい。
「きっとあつなんだ」っていいよね。
帰りは素足になって、壁を登り、柵を乗り越え、帰りました。
うんうん。
来年はちゃんと昼間に行くからね。線香も一束にするね。
「きっと直ぐに皆自分のことはわすれちゃう」なんて言ってたけどさ。
それだったらよかったよ、こんなに泣かなくて済んだよ。
忘れられないから、今も泣くんだ。
あつ、生まれ変わったらまた友達になってね。
それまで私はがんばって生きるよ、って誓えないけど、祈ります。 |