2005年05月24日(火)<<<何故生きたのだろう
「おめでとう」といっぱいいわれた。「ありがとう」って答えた。
二十歳の誕生日。以前の職場にお邪魔して、お祝いしてもらった。
ケーキを食べた。白くて苺がのってるケーキ。プリンも食べた。
お酒をもらった。おいしい日本酒、ありがとう。
イニシャルの入った白いハンカチをもらった、大人の女=レディーになるためにって。
ないてしまった。
お礼を言って、ドアを閉めた瞬間、涙が止まらなかった。
僕は何故、いきているんだろう。
あの人は講習で本番をする、せまる、と聞いて。
ショックの後は彼の嘘への怒りで、僕は、線路へ飛ぼうと思った。
ちょうど、線路の上を渡るための高架をあるいていたから。
素足になれば、あれくらいの高さの金網、登れる、、、って思った。
僕は、何のために二十歳になった?
子供のまま、死にたかった。
この世の、人間の、汚さを見るより前に死にたかった。
でも、だめだった。
大好きな、大好きな人の汚さまで見たら、僕はどうしたらいいんだ?
僕も嘘で汚れていくしかないの?
それが大人になるために必要?
だったら、やっぱり子供でいたかった。
今も、既に十分に汚れた僕は、思う。
今夜今から、お兄ちゃんとのみに行く。急遽決定。
僕はあの人の特別になれないのだろうか?
僕でなくてもいいから、誰かと幸せになって?
亡くなった人への思いに、囚われないでいてほしい。
僕は故人を知らないから、あなたは僕にその人を話さないから、知らないけど。
もう開放されてもいいよ。長いこと、苦しんだでしょう。
たった一つの嘘に執念のように、固執しないで、寂しい生き方をしないで。
「もういいよ」って僕が言っても、だめなのでしょう。
でも、彼女はもういない。彼女の口からは決して聞けないのだから。
どうか、自分で自分を許してください。
そして、いつか、たとえ僕じゃなくても、誰かと幸せでいてください。
今後、僕があなたから離れるとしたら、僕は絶対幸せになるから。
どうか。幸せになりたいって、思ってください。
人はいつか死ぬ。みんな死ぬ。絶対に死ぬ。
自分で自分を殺すこともあるだろう、不慮の事故で、天災で、死ぬ。
病気で死ぬことも、あるだろう。
あなたと彼女の間に流れた時間を、僕は知ることができないけれど。
これから先のあなたの時間を、全部ほしいと思ってます。
故人には勝てない。
思い出は、いくらでも美しくなるから。
生きている僕は、負ける。
老いるし、疲れるし、感情があって我侭も言う、諍いもある。
でも生きているから、今も、寂しがってる。
生きてるから、今もつらくてしんどくて泣いてる。
生きているから思いは膨らんで、行き場のなさに途方にくれる。
愛しているとさえ、いえないまま。
僕は何度も、みんなに言葉をかけてもらった。
僕の子供への思いの浄化を。
そんなに自分を責めなくていい。
自分が幸せになることが、何よりの供養なんだよ。
かなえられなかった子の分まで精一杯生きていかないとね。
時々、思い出してそのときは偲んだらいいよ。
命日にはちゃんと思い出して、冥福を祈ればいいんだよ。
僕も、今はそう思う。
なぜなら僕は生きているんだ。
死んだ人の時間は止まる、僕の子供は胎児のまま永遠。
でも僕は生きないといけない。
食べ物を食べて、学んで、寝て、そのために働いて。
悲しみに押しつぶされて、動けなくなっている場合じゃないって。
それで、いつか精一杯の幸せをつかんで。
遠い先にこの世を去って逝ったら、きっとあえるから。
そのとき、恥ずかしくない人生を送りたい。
僕がもし、あの世で待っている側だったら、
来た人が僕のせいで幸せを拒む生を送ってきたといったら、
それが僕の最愛の人だったら、僕はきっと早くに死んだ自分を呪わしく思う。
僕が幸せを奪ったと。僕は決して不幸じゃなかったのに。
生きていても、死んでいても、人は人の人生を左右する。
明日よき出会いがあるように。明日悲しい別れがこないように。
僕はなんで生きてるのかわからないけど、死にたいけど。
でも幸せにならないと、
殺してきた僕の子達は報われないと思う。
エゴだろうか?じゃぁ、エゴを達成させないといけないじゃないか?
一緒に死んであげられなくてごめん。
私は、幸せになりたい。誰かと幸せになりたい。
ただ、3月と10月には絶対、想うから。こんな私を許して。
こんな僕を、愛してほしい。
お兄ちゃんが栃木から来るよ。
お兄ちゃんと付き合えばいい?
無理だよ、僕が好きなのは、あの人だけなんだ。どうしょもない。 |