風邪をひいた君は鼻声であたしを呼ぶ。それがなんとなくいつもとは別人みたいでドキりとさせられる。でも君の声がいつもと変わらなくてもそれでもやっぱり心臓がドキドキするのは変わらないのだ。鼻声でも君は君だからあたしはいつでもいつでも,ドキりと心臓が高鳴るんだ。「早く風邪治ると良いね。」「有り難う。」ほらまた。ヤラレてしまう。