埃まみれのノートブック
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人間は正直な方がいいに決まっているけれど、 時に嘘が必要な時もある・・
あの子に、何度か嘘を吐いた。 嘘を吐かないとあの子は嫉妬し、傷付いてしまうから。 嘘、というより、隠し事、と言った方がいいかも知れない。
あの子と友達で居たかったし、友情を壊したくないと思っていた。
何もかもが正直な関係だったら最高だったけれど、 そういう訳には行かなかった。
ホントに重要なことは絶対に嘘なんて吐かなかったし、 私の嘘、は小さなことだと思ってた。 あの子への思いやりだと思ってた。
けれど小さな嘘の綻びは、今思うと自分自身を苦しめてた。 あの子も敏感に、私が隠していたことを感じ取ったのかも知れない。
隠し事をしなければいけない友達関係なんて、最初から 無理があったのかも知れない。
でも全て話していたら、 とっくに全てメチャクチャになってて、もっともっと傷付いてた。 これだけ傷付けば充分・・もう充分だよ・・。
やっぱり、時に嘘は必要なんだ・・・。 自分を守る為にも、相手を守る為にも・・。
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