ひとりごと日記
昔からひとりごとの声がデカすぎると周りに迷惑掛けてます。

2001年08月06日(月) ご隠居猫のまめお君

夏休み忙しさにかまけて、書くのが遅くなった。
生後まだ1年なのに、その猫生をもうご隠居に費やしているオス猫のまめお君。
はじめての夏。暑すぎる今年の夏。彼はグロッキーしてしまい動かない。そればかりか、
我が家の一番クーラーの効く部屋から一歩も出てこようとしない。まさにテレビを見て寝返りを打って
というご隠居生活を決め込んでいる。

ところが、たまたま家族全員が出かける日がある。もちろんクーラーも切って。
そうなると、まめお君は怒っている。
「なんで部屋に入れてくれないニャー!!」
「暑くて死にそうニャー」

もともといつも怒ったような顔立ちのまめお君。
最初は「まめは何怒っているの?」とみんなが心配そうに聞いていたが、そういう顔なんだという事に最近家族が気がついた。
が、クーラー部屋に入れなかった日のまめお君の顔は、いっそう怒っている…ように見える。
ガラカラと玄関を空けて入る。とそこにまめお君が仁王立ちに座っている。
というのも変だけどまさに仁王立ちで座っているのだ。
あきらかに不満顔をして、(そう見えるのかも知れないが)ひとりひとりの顔をジーッと見つめている。
見つめられた私たちの方が、薄笑いを浮かべて、抜き足差し足でそうっと玄関から上がる。「ハイ、すみません」
自分の横をとおりすぎる人間たちを、顔だけ回して、なおもジーッと見ている。
こわっ。そんなに怒るなよ。

もっとも、ばぁばは、よく怒られるらしい。
夕食の時間、猫たちにエサをやる。他の猫たちは、牛乳を飲んだり猫缶を食べたりしている傍らで、まめお君はひたすら「ちくわ」を待っている。
ところがである。
冷蔵庫を開ける。まめおのちくわがない!「あれ!」この一言でまめお君すべてを悟る。
ばぁばがそーっと振り返る…。さっきまで、足元でスリスリしていたまめお君が、例の仁王立ちすわりで、じーっと見つめている。おおこわっ。
そそくさと近くのコンビニにちくわを求めて走る。帰ってくるまで一歩も動かずに仁王立ちのまめお君。

ご幼少の頃は、シャムガラで可愛かった。畑の仕事手伝ったり、台所の仕事手伝ったり(といってもついてきて遊んでるだけ)。
最近は寝てるか怒ってるかである。

いつからこんなご隠居猫になってしまったのか。
まだ先の方が長いのに…。
だけどまめおは、ばぁばが一番好きなんだよね。



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