2001年11月09日(金) |
新居完成まじか…みたいだ。 |
西隣の家は男の子の一人暮らし。 いや、以前は家族ですんで見えたがご両親を亡くされた。 で今は一人暮らしで、その家が今、新築中なのである。
大体、先祖代々我が家の猫たちは、この隣の家によくお邪魔していた。庭続きで垣根ナシなので出入りフリー。 特に屋根裏、縁の下。メス猫の中には、隣の家で出産し大きくなったら連れて帰ってくるなんて猫もいた。 いや、それどころか、隣の家に住み着いてしまった不届き者までいた。 晩年その子はりっぱ体格で帰ってきた。ちなみにその子の名前は「となりこ」 と言った。
その家が今新築中…なのである…。 新築・綺麗な家…。ああ恐すぎる。
当然毎日、大工さん、シャカンヤさん、電気屋さんなどが来る。
でもって、家の猫たち、殊更、いたずらっ子4人衆、「きんちゃん」、 「ブッチ」、「ピー」に「さえ」は、いわゆる「おじさん」という生き物が大好きなのだ。
友人代表の飼い主とはまったく違い?、若いネエチャンには目もくれない。
大工さんたちはとうぜんオジサンとおニィチャン。 毎朝大工さんが来ると、4匹ですっ飛んでいく。
「あー来たニャっ!」 「遊んでもらうニャー」
毎朝毎朝、おじさんの足元で建築の過程を見学したり、お手伝いしたり、邪魔したりしているらしい。
「棟梁、猫が4匹もいて恐いんですけど」若い大工さんの声が聞こえてくる。
ヤバイ!どうやら、クギを打ってる隣で「楽しそうだニャー」「やりたいニャー」と邪魔しているようだ。
が、しかしこの大工の棟梁さん、ご近所さんなのだが、聞けば家で猫を6匹飼っているらしい。(この近所はそんな奴ばっかか?) おがくずとかの遊び道具で上手にあしらって楽しそうである。(さすがぁ)
しかし、どうやら、というかやっぱりというべきか、隣の家が完成するのを心待ちにしているのは、隣の男の子だけではないようだ…。
「どんな家かニャー?」「僕たちの部屋はどこかなニャー?」 隣の家を見つめるうちの猫たちの視線がどこか粘っこい気が…
頼むよっ、おい。
おまえ達、頼むから、綺麗なお家に踏み込んではならぬぞ!!!
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