ひとりごと日記
昔からひとりごとの声がデカすぎると周りに迷惑掛けてます。

2002年01月08日(火) 友、遠方より何しにきたん?

年末のとある日、懐かしい声を聞いた。
3年になるかな電話もしてなかったっけ。

大学の1年の頃それこそ、恋人よりも長い夜を幾度も過ごしてきた友人のGからだ。
余談だけとうちの大学、現在は知らないけど、伝統として、全学生にニックネームがついている。
母校は1回生からゼミがある。最初のゼミの自己紹介の時に命名された者、サークルでつけられた者、それぞれだったけど
必ずニックネームを持たされる。
そしてそのニックネームが大学4年間の呼び名としてずっと先輩後輩関係なく呼ばれる。
中には親友なのにそいつの本名を4年間、知らなかった、なんてケースはごくごく当たり前の話として
登場する。

このGも当然ニックネーム。大学2年の時中退してしまったけど、ずっと仲間として付き合ってきた。
コイツとは郷里も一緒ということで妙に気があった。お互い性格は反対なんだけど。

とにかく久しぶりに電話かけてきたG、こんどそっちに遊びに行くからという。
これまた、3回生、4回生と私と同じゼミ友だったY(千葉在住)と言う友人と一緒に。

で当日、午後4時に電話があった。「今からこっち出るからね!」
当然、新幹線で来ると思っていたらどうやら車らしい。
「じゃ7:30くらいだな。待ってるよ。」

ところが7:30にまた電話が鳴る。
「ごめーん渋滞でまだ滋賀県。実はYさ、9ヶ月の子ども連れてんねんな。だからそっち着いても
もう遅くなるから、今夜は諦めるわ。でな、明日Yを昼ごろ駅まで送ってくから、明日昼でも一緒にどう?」

「おおいいよ。時間空いたら電話するよ。」
「私な、久しぶりに 味噌にこみ 食べたいんやんか、でなYは ひつまぶし が、ええんやって。どっか知っとる?」
「うーん、それが同時に食える店はないと思うぞ。」
「せやろな。ほなな、私をうどんやに連れて行って、Yをうなぎやに連れてって。」
「はぁ?お前ら別々に食べんのか?。俺はどうすればええの?」
「ん?アンタか、まず私をうどん屋に置いといて、Yをうなぎ屋につれてくやん。そしたら、またうどん屋
 に私を迎えに来てぇや。私食べおわっとると思うから、そしたらY迎えにいこ!(笑)」
「‥‥。あのなあ‥。俺コンビニでおにぎり買って食いながらその間走るんかい?」
「いや、おにぎりやなくてサンドウィッチでもええよ。」
「ほな、ミックスサンドとおにぎりお願い!」
「いやー、うちらは、あんたに奢ってもらうんやから、贅沢はいわへんで(笑)」

万事コイツとはこんな感じのやり取りが続く。
コイツと話すると普段眠っている関西人の血が騒ぎ出す。
相手がボケかましてくると、ツッコミ入れつつ、相手よりもっとボケ入れないと気がすまない。(笑)。

で、結局この夜は会えずじまい。

翌日、昼間電話を一応入れてみた。
「いまどこにおんねん?」
「前下宿しとったあたりウロついてんねん。ごっつう懐かしいわ。もうちょっとしたら電話するわ。」

といいつつ時計はすでに3時前。
腹減った。せっかくコンビニでおにぎり買ったのに(笑)。

と、電話。
「今、名古屋駅。Y送ってきた。」
「なんや、もう帰ったんかいYは。お昼どうした?」
「さっき、きしめん食べたよ。領収書貰っといた(笑)」
そんなこったろうと思った。(笑)

おりしもこの日の天気予報、夕方から関西方面は雪。
私も仕事のミーティングの時間までもういくらも残ってない。
「まあ、ええわ、また今度ゆっくりコイヤ、もう行く時間ねーぞ。」
「うん、わかったごめんな。お騒がせして(笑)」
「まあそんなもんやろう(笑)」
「うん、ほなな。元気でやりや。今から帰るわ」
「おお。お前こそ気をつけて帰れよ。」


結局、そこまで来てて顔も見せずに帰っていった。本当に会いたかったんだろうかアイツ(笑)。

開けて新年。あいつから年賀状が来た。
「年末は失礼しました。あの日、君に今から名古屋でるわって電話切った後、車のバッテリーがいかれて
動けなくなりました。今度は会おうねっ」だって。

あのなぁ、そういう時こそ正直に電話してこいってば。(笑)

でもあいつ本当に何しにきたんじゃ(笑)。








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