2002年03月16日(土) |
缶って不思議‥ためになるお話‥ |
普段の生活の中で、缶物、ペットボトル物の飲料水には随分お世話になっている。飲み物に係わらず、猫缶(笑)、などの缶詰物なんかにも随分世話になっている。
しかし、自販機に入っている、あるいはコンビニにおいてる物、そのどちらにも、実は、液体の詰め方というのがあるらしい。 まさしくこれ最初に聞いたときは目からウロコ。 「ほうほう。」と感心する話だったので日記にも書いとく事にした。
この方法は陰圧缶(アルミ缶じゃないもの)という種類の物に限ってとの前置きで。 飲料水を缶に詰めた後、フタを被せる段階で、蒸気と窒素を少しだけ入れるらしい。これは缶の中をより真空にするための方法なんだとか。 この真空度も厳密にいうと基準が決まっているらしいが、はっきり言って手にしただけでは、どの缶が不良なのか、正常なのかなんて分かりはしない。
これの見分け方。
手にした缶の底のヘリの部分を、叩いても痛くない体のどっかの部分で叩いてみる。私は手のひらの根っこ?の部分で叩いてみたけど痛かった(^^;)。 でもとにかく叩いてみる。 すると、バキっ?‥(んーちがうな)、ベコッ!‥(んーこんな音だったっけ?)という激しい音がする。 もちろん缶が凹む音じゃなく。(だいたいちょっとやそっと叩いても凹まないけど。) この音は缶が冷えた状態だと楽に出るらしい。
このバコッ?!(変わってるし‥)という音が出る缶が陰圧缶の正しい状態なのだそうだ。 でこの音が出ない物は、友人に言わせると消費者センターにクレーム入れても当然な程の不良品らしい。 ようは真空度が不完全なために早く酸化する缶?なんだったっけ。(^^;)。 当然飲料水の回転は早いとしても、缶詰物ならこれは困る。非常食用に備蓄していた物とかが、表示されている賞味期限が早く切れる事になるもんね。フルーツ缶でもまあ、「まあまだイイヤ」なんて思っていたら実はもう腐ってたってなことになるかも知れない。
でも缶って不思議だなあ。 なんで炭酸系の物は今はほとんどアルミ缶になってしまったのか。逆に、缶コーヒーのアルミ缶(陽圧缶っていうらしい)って見たことないような気もするし‥。 政治的戦略のひとつかも‥とは友人の弁だが、そういわれるとそうなのかなぁ。暖める物にはアルミ缶が弱いのかなぁ。 こういう事ってやっぱりそういう仕事に携わる方たちからしか聞けない話だけど、本当はもっとたくさんの消費者が、知ってるべき話なんだと思う。
あ、でもね、コンビニやスーパーで冷蔵棚から缶コーヒー取り出して、缶の底叩くのは少し、ほんの少し勇気がいるかも‥。 今度から、店員さんに見つからないようにやってみようっと。
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