umityanの日記
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2002年06月18日(火) 山奥の役場まで一人旅。淋しいぜ。

山奥の役場まで一人旅。淋しいぜ。
at 2002 06/18 10:31 編集

仕事で久しぶりに遠出した。山を二つばかり越えた県外の村役場までの出張だ。一人旅は淋しいぜ。まさに、誰かの歌にあった、「いく山川、越えさりゆかば、寂しさのはてなん国ぞ、今日も旅行く」という心境だ。山道はすれ違う車も、人影もない。まあ、仕事だから仕方がないが。ただ、どこまで行っても道が舗装してあるのが、目につく。人間の英知が、こんな山奥にまで、あまねく行き渡っているんだなああと、変に感心してしまった。さらに、山道の両側に立ち並ぶ杉木立は天に向かってまっすぐ伸び、高山独特の草花は目に優しい。雑踏社会のしがらみから心を癒してくれるには十分である。また、見事に蛇行した道は、僕のドライバーテクニックを駆使するにはもってこいの場所。「わおーーーっつ」と言いながら駆け抜けた。ナビゲーターが道を案内してくれるので、迷うことはない。三時間半のドライブで無事に役場に到着。ほんの五分の仕事を終えて、さあ帰還だ。帰りはのんびりと、ゆっくり運転していこうと思った。こんな風に、はしゃいでいられるのも昼間だからである。はたして、夜はどうだろうか?。元来、臆病な僕は、夜、この道を一人では到底、走れないだろう。音楽を「ガンガン」鳴らしていても、闇が背後に迫り、真っ暗な後部座席から、白い骨ばった手が「にゅうーーーー」と、でてきて、僕の首筋に触れるような。「おこんばんは!!・・・」という声が聞こえたような。背中が「ぞーーーーっつ」として、冷たい汗が全身をぬらす。僕は、わき目もふらず、灯りの見える人家まで、一目散に車をぶっ飛ばすにちがいない。そして思うだろう。「いやはや、夜はもう、こりごりでござんす」ってね。とかなんとか考えながら走っていると、携帯のベルが。則ちゃん先生からだった。僕の日記を読んで、いたく感心したそうな。それもそのはず、則ちゃん先生の良いところをあまねく記載していたので、喜ばれないはずがない。これはちょっと言いすぎか?。なんでも、今日は時間がとれたので、一献かたむけてもよいそうな。しからばと言うことで、僕は早速、ここの名物という、馬刺しを二パック買い込み、酒のつまみにと持参した。これがまた、うまかったんだよなーーー。
続はあとにしよう。


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