umityanの日記
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2004年01月12日(月) 老兵は美徳を残して、そっと去る。

老兵は美徳を残して、そっと去る。
at 2004 01/12 23:22 編集

最近、妙に涙っぽくなった。ちょっとしたことに、すぐ涙が反応してしまうのだ。他人の死であっても、その死に、何かコメントが与えられたとき、僕の心は同調してしまう。いわゆる感情移入ってやつなんだろうか?。

今日、92才で亡くなった祖母の面前で、孫が別れの言葉を述べた。孫といっても、既に社会人。祖母に心からの感謝の念を述べた、その言葉と姿が涙を誘った。朗々とした声で、周りを気にすることなく述べた言葉は光っていた。
僕はそのとき思った。「いやああ、立派な若者だぜ」と。

今日は成人式。テレビで、映し出された若者の姿は一様にまぶしかった。「大人の仲間入りをした感想は?」と聞かれたとき、ほとんどの若者が、「今まで無茶や馬鹿をやってきたので、これからは、安定した生き方をしたい」と述べていた。

模範的な返事だったので、一瞬、「えつ?」と思ったが、「本音はそうなんだろう」と、頼もしく感じられた。
これからの社会を担うのは、やはり若者だ。老兵達は社会の中での物の考え方、見方を若者に伝授して、去って行かねばならない。この伝授がスムーズに行われていけば、社会はドンドン良くなるし、発展もしていくように思える。

ただ、昨今の社会は、この老兵達がいつまでも、子供のように、だだをこねて、よからぬ欲に取り付かれてしまっているところに問題がありそうだ。若者の非がとやかく言われているが、正すべきは大人のほうかもしれない。

祖母との別れに感謝の言葉を述べた若者は、祖母からたくさんの物の見方や考え方や美徳を伝授されてきたのだろう。

今日は、成人式での若者の弁と、この青年の弁が、妙に重なって、すがすがしい気持ちになった。

「老兵は美徳を残して、そっと去る」。
この言葉を僕の座右の銘にしよう。残念ながら、僕はまだ老兵の範疇に入っていないのだが。



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