詩。
ゆあ



 自我。

何か 聞こえた

五月蝿い街中を
歩いていた時だった

風の音・・・?

耳に届いたのは
誰かが 泣いているような声


“助けて”

そう枯れた声で叫んで


耳から放れない。


あれは 一体 誰の叫びか。

気づいた?



気づいた。


あれは  僕の声だ

2002年06月12日(水)
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