別世界日誌4

2003年04月16日(水) 子供を持つ親に伝えたいこと

イチローは偉大なる野球人だと先日深夜にやっていた番組を見て思った。
偉大な野球人は沢山居る。
長島や王は確かに凄いと思う。
張本だって谷沢だって北別府だって凄いと思う。
しかし、決定的な違いは、少年に教える(伝える)コトが違うのだ。

イチローは野球道具を大切にする。
バットだって基本的に環境破壊。
1本の木から作られる数本のバット。
これに報いる為にも1プレーを一生懸命行うのだと。

グラブだって同じだ。
グラブをほおり投げる人が信じられないという。
小さい頃から大切に道具の手入れをしたという。
買って貰ったモノは、近所のスーパーでなく、野球用品店で買ってもらったしっかりしたもの。
家庭環境で事情は違うにせよ、モノを大切に扱うという精神は変わらない。

基本的にココはおらっちとは違った。
確かに、最初はおさがり的なグラブから始まり、初めてグラブを買ってもらった。
その夜はグリースを塗り、かなり嬉しかったのを覚えている。
そのうち、手入れもしなくなってグラブをほおり投げるなんて当たり前だった。
モノを大切にする、特に自分のやっているスポーツ用品なら尚更だ。
しかし、王や長島はソレを教えてくれなかった。
ホームラン王になるためには、コツコツ努力をすればなれる!的なことだけか。

イチローを見て、自分の野球人生(たかが数年だが)を想い、プロにはなれなかった(なろうと努力しなかったが)ことは当たり前のように思えた。

基本を教える!
基本を行う!
これは教育者に一番必要なことではないだろうか。
判っていてもできないのが平凡な人間なのだ。

ISO14001を持っているうちの会社。
節電、帰宅時のエレベーター使用禁止。
ちょっとしたことを決めたはずなのに・・・
おらっちはそれを実践している(ここが細かいA型なんだろうが)。
偉いとはちっとも思わないが、慣れだろね。

もし、これを読んでくれた息子を持つ親が居たら、
サッカーでも野球でもなんでもいいけど、用具を大切にするように教えてみてはいかがだろうか?
簡単そうで難しい。
そう、誰でもそれが判るのだ。
イチローって凄いよなぁ。
だからって野球センス的には好きぢゃないんだけどさ。
やっぱり豪快にかっとばせー!ってタイプが好き。
松井はバケモノだけどね(笑


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