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2005年04月10日(日) かわいいかずちゃん

かずぴーは、フライものが好きだ。
ソースをたっぷりかけて食べるのが好きだ。
お弁当のおかずにメンチカツを入れて
大事なソースを入れ忘れたの気づき
バス停まで、ソース片手に必死に走る。
間に合った。

早朝のバス停は、並んでいる人も少なかったが
私が彼のところまで行ってしまっては
彼がバツの悪い思いをするのではないかと思い
少し離れたところから、手招きで彼を呼ぶ。
彼は、しぶしぶ、という様子でやって来た。

「(ソースを手渡し)ごめん、ソース入れるの忘れた」と私。
「(そそくさと受け取るとポケットにしまい)べつに、いらねーよ」と彼。

なんだか悲しい。

こんなオトコのことで、私は終日悩んでいるのだ。

新学期が始まっても相変わらずの様子に
『どうなろうと、私の知った事ではない』とは思えず
来るべき事態を憂い、彼の進路とそれに伴う彼の苦悩を想像する。

今は、何を言っても無駄なばかりか
『言うこと』が彼をダメにすると自分に言い聞かせて
一日に何度も言葉を飲み込み
彼がオトナになるのをじっと待つ。

もう『可愛いかずちゃん』はどこにもいない。

なんだかとっても悲しい。

いつの日か『素敵なかずさん』が現れるのだろうか。



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rachel |MAIL

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