ひさびさ更新。またしても抜粋。小説近況報告。独り言。 - 2002年09月10日(火) ひさびさの更新がまたしても文庫の抜粋で申し訳ないです。 でも、いいなぁと思うわけです。 自画自賛するわけではないけど、僕がこの日記に抜粋している箇所は、 結構物事の本質を突いているんじゃないか?と思う。 違っていたとしても、そう離れていないんだろうか。 そういう自負の元に抜粋しております。 ただ、思いっきり著作権を○×△□・・・(自主規制) 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」(村上春樹著)より いったい私は何を失ったのだろう?と私は頭を掻きながら考えてみた。 たしかに私はいろんなものを失っていた。 細かく書いていけば大学ノート一冊ぶんくらいにはなるかもしれない。 失くしたときはたいしたことがないように思えたのにあとで辛い思いをしたものもあれば、逆の場合もあった。 様々なものごとや人々や感情を私は失くしつづけてきたようだった。 私という存在を象徴するコートのポケットには宿命的な穴があいていて、 どのような針と糸もそれを縫いあわせることはできないのだ。 そういう意味では誰かが部屋の窓を開けて首をつっこみ、 「お前の人生はゼロだ!」と私に向かって叫んだとしてもそれを否定できるほどの根拠はなかった。 しかしもう一度私が私の人生をやりなおせるとしても、私はやはり同じような人生を辿るだろうという気がした。 何故ならそれがーその失いつづける人生がー私自身だからだ。 私には私自身になる以外になる道はないのだ。 それだけ人々が私を見捨てて、どれだけ私が人々を見捨て、様々な美しい感情やすぐれた資質や夢が消滅し制限されていったとしても、 私は私自身以外の何ものかになることはできないのだ。 かつて、もっと若い頃、私は私自身以外の何ものかになれるかもしれないと考えていた。 カサブランカにバーを開いてイングリット・バーグマンを知り合うことだってできるかもしれないと考えたことだってあった。 あるいはもっと現実的にーそれが実際に現実であるかどうかはべつにしてー私自身の自我にふさわしい有益な人生を手に入れることができるかもしれないと考えたことだってあった。 そしてそのために私は自己を変革するために訓練さえしたのだ。 「緑の革命」だって読んだし、「イージー・ライダー」なんて三回も観た。 しかしそれでも私は舵の曲がったボートみたいに必ず同じ場所に戻ってきてしまうのだ。 それは私自身だ。 私自身はどこにも行かない。 私自身はそこにいて、いつも私が戻ってくるのを待っているのだ。 人はそれを絶望を呼ばねばならないのだろか? 私にはわからなかった。 絶望なのかもしれない。 ツルゲーネフなら幻滅と呼ぶかもしれない。 ドストエフスキーなら地獄と呼ぶかもしれない。 サマセット・モームなら現実と呼ぶかもしれない。 しかし誰がどんな名前で呼ぼうと、それは私自身なのだ。 ふ〜、かなり長くなってしまいました。 ここでタネ明かしをすれば、実は僕が今書こうとしている小説の核の部分は上記のことと非常に酷似しているし、 僕の近年使われていない頭では、「僕はここにいる」的終わり方しかできないのです。(あるいはもともと僕の創造力がないだけかもしれないが) それはもちろん、自分が(おこがましくも)小説を書こうと決めたときに書き表したかったことだし、 ここ数日で「起承転結」の「転」の部分が具体的になってきたことにより、 アウトラインはだいたい決まったわけだけど、 そういうときに、こういう文読ませられると僕が書く意味があるのかよくわからなくなる。 「僕が書いた文を読むくらいなら村上春樹を読んでください」で終わってしまう。 というわけで、書こうとした長編ものはややペースダウンして、短編ものを一個書こうかと思う。 ちょっとひとつアイデアがあるんです。 そっちをまず文章化してみます。 長編の方は結局自分探しなわけです。 決してネガティブ→ポジティブといった形にしたくないし、 感情が自分に収束したり、逆に解放することとも少し違った雰囲気にしたい。 でもやっぱり僕には、そういうのは難しいかな。 自我(アイデンティティー)の確立みたいなこともあからさまにする気は今のところないし、 相対的な関係から価値を求めるといったこともやる気はない。 依存や補完といった隙間を埋めあうようなこともやりたくない。 価値は絶対的なものだし、それは自分自身でしか見つけることができないんじゃないか?という立場にたって、 最終的には「僕はこうやって生きてますよ」って言えたらいいんじゃないかな? つまらない?(苦笑) ・・・っていうか、ここでネタばらししてどうすんだろ?(自滅) 5000HITした時は、なにかやろうかと考えています。 お楽しみに♪(楽しみにしてくれる人いるんだろうか?) あ〜、もう行かなくちゃ秋が来るから・・・ ...
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